ASHIDAVOX EA-HF1ですが結論から言いますと低音スキーな方にはたまらないイヤホンではないでしょうか。ここに低音スキーがいますけど!低音も良いですが中高音からの鳴りっぷりも良く大きな音量でも歪感なく聴こえます。ドライバーの出来が良いのでしょうね。できれば据え置き型のようなドライブ力の高い機器で聴いてほしいです。

■購入に至った経緯

さて、ふるさと納税で肉かオーディオ機器でも買えないかなーという事でふるさとチョイスを見ていたらこのイヤホンが登場しまして、うぉ!何だこのイヤホンは?見たことないデザインだぞ!かっこよすぎる!となりまして購入に至りました。

アンティークなフルレンジスピーカーのユニットを模したデザインに見えます。ASHIDAVOXのロゴがハウジングの背面にシールで貼ってありますがこれまた分かる人にしか分からないのではないかという懸念がありますね。知る人ぞ知る、つまり大体の人は知らないという事になりますね!でも、はっきり言ってそこがいいんですよ。いやーいいデザインです。デザインが気に入って購入してしまいました。

このイヤホン、ASHIDAVOXというメーカーさんですが私は知りませんでした。勉強不足ですね。売れているのかなと思って調べてみるとe-イヤホンさんの1万円以下売上1位って記載がありました。知らなかった。知る人ぞ知るどころか大変メジャーなイヤホンのようです。すみません、訂正したいと思います。でも、評判良さそうなイヤホンを購入できたので結果的には良かったと思います。

■早速音を聴いて見る!

さて、イヤホンが届きましたので早速音出ししてみたいと思います。現在、リファレンスとなっている据え置き型DACアンプのFiiO K7のヘッドホン出力に接続して聴いて見ます。K7は価格的にはリーズナブルなDACアンプですがアンプの出力は測定では15Vppくらい出ていた記憶がありますのでドライブ力としては十分かと思います。

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■イヤホンの感度が高い!

まず、音を聴いて思ったのがこのイヤホン感度高いなーです。K7はSNが高くほぼノイズは聞こえず無音といって良い静粛さがあるのですがこのイヤホンではK7のGAINスイッチがHighのポジションではホワイトノイズが聴こえてきます。そこでLowのポジションにするとほぼ聞こえない状態になりました。これは初めての経験でした。

ちなみにiPhone11proからUSB DACを経由して聴いた場合、音量はLV1で普通の音量が取れました。これは感度が高いからでしょうね。しかしiPhone11proの方は携帯側のゲインが低いのかノイズは聞こえてきません。一般の機器であればノイズは聞こえてこないようです。良かった良かった。という訳でハイゲインのアンプでないかぎりノイズは聞こえないようです。それから消費電力が小さくても良く鳴るので携帯で使用した時、電池の持ちが良さそうです。

次に音を聴いて思ったのが装着した時、イヤーピースの挿入深さによる音の変化が大きいという事です。ゼンハイザーばかり聞いてきたので他のイヤホンではそうなのかもしれませんがベストポジションにする必要があるようです。ハウジングから出ているケーブルの根元を持ってしっかり耳に差し込みます。最も低音が出るところが密着度が高くベストポジションなのかなと思います。ベストポジションにすると遮音性が高くなります。慣れればできますよ。

■音のファーストインプレッションは?

宇多田ヒカルの『BAD』を聴いて見ます。ASHIDAVOXさんは業務用の機器を扱っているということでしたのでてっきりスタジオモニター系の音が出るかなと思ったのですが予想に反してリスニング向けに振った音だと思いました。どっしりした低音で圧がありますねー。このイヤホンはφ15mmダイナミック型ドライバーとカタログに記載がありますがその効果でしょうか。聴いていて、おっ!これは中々いいなと思いました。低音スキーにははまるイヤホンだと思います。中域のボーカルから高音まで歪感が無く、音量を上げても嫌な音が出てきません。ウォームな音だと思います。刺さるような音は出ないですね。これは美点だと思いました。

一方、解像度が高いといったくっきりはっきりという感じの音ではないのですがコーラスも気持ちいいですし自然で聴きやすいとか聴いていて楽しいといった音を目指したコンセプトではないでしょうか。

【注記】ASHIDAVOXさんの会社はホームページを調べたところ業務用といっても耐寒用のスピーカーや鉄道用車両のホーン、OEMといった意味での業務用でした。スタジオモニターかと思ったのは勘違いでした。リスナー向けのイヤホンでも歴史ある会社のようです。

■開梱の儀式

ここで少し時間を巻き戻して開梱の儀式です。さて、どんな梱包でしょう。

箱は黒色で10cm×6cmくらいの小型サイズです。簡素です。

箱を開けるとEA-HF1というレタリングが。ハウジング色はグレーとシルバーの2色が選べるのですが渋いグレーの方を選択しました。しかし、デザインが小さいスピーカーですねー。まさか?本当に小さいスピーカーが鳴っているとか??

ハウジングの直径を測定したら16mmでした。・・・ということは!

はっきり言ってこのハウジングの中にφ15mmのダイナミックドライバーがそのまま入っているという事でしょうね。耳の鼓膜を直接ドライブしそうで伝達効率が高そうです。うまい表現が見当たりませんが。

■イヤーピースを外して構造がどうなっているか見る

イヤーピースを外して中身が見えないか見てみました。ちょっと見えますね。予想通り大型のドライバーの中心部が少し見える様です。イヤホンのスロートの部分は偏心していて少し中心から外れたところから音道になっているようです。少し外れたほうが良いのでしょうか。ドライバーの中心はシルバーでメタルキャップのように見えます。ドライバーのメタルキャップの外周は写真では撮り切れなかったのですが黄色に見えました。フィルム系の材質でしょうか。そしてスロートの音の出口付近は薄い網状のフィルムのようなものが貼ってあります。これはゴミやほこりが入らないような配慮でしょうか。見たことない処理です。この辺ノウハウがありそうですね。

裏側から見たところです。裏側は少し穴が開いているかと思いましたが密閉のような気がします。ここは完全にデザインに思います。あそこまで低音が出るので密閉でないと空気が抜けて量感が出ないように思いました。

■バッフルをつけて鳴らして見る!

もしかして、これだけ大きい径のドライバーならホーンスピーカーのドライバーのようにイヤーピースを外してホーンやバッフルをつけてスピーカーのように鳴らしたら結構鳴ったりして。・・・という訳でイヤーピースを外してバッフルをつけると果たしてどれくらい鳴るのか聴いて見たいと思います!バッフルというのはスピーカーでいうと箱に該当するイメージでイヤホンのスロートの部分を平板(手元にあった段ボールの板)に穴をあけてそこに差し込んで聴いて見ます。バッフルの効果でちゃんと音が大きく鳴って聞こえてきます。しかし残念ながら全然低音が出てきません。当たり前か。

こんな感じに段ボールに穴をあけてそこにイヤホンのスロートの部分を差し込みます。

うわー、しゃかしゃか音ですね。あと、ステレオ感はそれなりにありますね。ただ、実用性はありませんので撤収しました。やはりちゃんと取付しないと鳴りませんね。はい、脱線しました。本題に戻りましょう。

■スペックを見てみる

ダイナミック型のφ15mmという大口径のドライバーが目につきます。それから再生周波数が5-40KHzというのはワイドレンジですね。例えばsennheiserのエントリー機のie100proですと20 – 18,000 Hzとなっていますので低い周波数も高い周波数も再生限界が広くなっています。低音が出ているのは分かるのですが高音も出ているんですね。低音がモリモリしているので高音が目立たないのかもしれません。

■ASHIDAVOX EA-HF1を擬人化する

『manotch』眠い。限界だー。
『ie100子』じゃー今日はここまでにするわね。
さて、次の日。

前回は擬人化手前で眠くなったので恒例の擬人化からです。さて、イヤホンEA-HF1ですが・・・。この写真がどのようになるかというと。

こんな感じになりました。

■EA-HF1さん擬人化

珍しく全身のショットも描きました。気合入っています!

【後日談】AIを使用してラフスケッチをイラスト化しました。はい、こちら!これは中々いいかも。雰囲気似てますね。

『manotch』最近、擬人化に一番時間がかかっているような気がする。(汗)
『ie100子』背景の、【我】と【道】の字は何なの?
『manotch』我が道を行くの略かな。作り手のポリシーを感じたから。
『ie100子』帽子がハウジングのデザインなのね。
『EA-HF1さん』manotchさん、フィールドテストして見たら如何でしょう。私も問題があればチェックしたいです。
『ie100子』フィールドテスト?
『manotch』フィールドテストはオーディオ機器などで屋外で使用する場合は持ち出して使用感を調べるテストの事なんだ。イヤホンだから携帯とかDAPとかと組み合わせて歩いたりして問題点を洗い出したりしてレビューするときの参考にする必要があるかな。
『ie100子』へぇー、真面目なんですね。じゃあ、私家で待ってるわね。zzz(ぐー)
『manotch』エントリークラスモデルのライバルになるかもしれないよ。・・・って寝てるし!

■散歩に持ち出した使用感

EA-HF1はsennheiser ie100proなどのようにシュア掛けを想定してるイヤホンではなさそうですのでまずは普通に装着して装着感を見てみます。iPhone11proからFiiO KA3 USB DACを経由して接続して見ます。

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最初に聴いたFiiO K7に比べると低音モリモリ感がへってバランスが低音多めに変化してきます。その為、EA-HF1はある程度ドライブ力が高いアンプの方が低音モリモリ感が出せる様です。それでも低音が出るモデルですけどね。

イヤホンを普通の掛けるとマスクの紐あたりが干渉してぼそぼそタッチノイズが出ますね。結構気になります。そのため掛け方はマスクをしないで家の中で聴くことをお勧めします。

散歩中、家の近くで発見したかたつむりです。この辺では珍しいです。絶滅したかと思っていました。

タッチノイズは気になるのですが音自体は聴き取りやすく歩いている時の周りの騒音で低音も出なくなるといった感も少ないので音自体の出方はなかなか良いのですがいかんせんタッチノイズが気になる状態でずっと使い続けるのもどうかと思いましたのでシュア掛けできないかとテストして見ました。

■シュア掛けで聴いて見る

シュア掛けといってもie100proシリーズのようにシュア掛け用のフックがあるわけではないので耳にくるっと引っかけて聴いて見ます。こうするとタッチノイズはだいぶ減って耳元でぼそぼそいうことがなくなりました。これで良いかというとまだそうでもなく、どうも耳の装着しているイヤーピースがしっかりはまらないようで私の場合、少しベストポジションから外れてしまうようです。冒頭の方でお話ししたイヤーピースの装着が位置出しが難しいというところが出る様です。あれこれ試しているうちに、普通に引っかけておいてそこからくるっと回してシュア掛けすると音も元々の通りで、タッチノイズも良くなってきました。これなら聞けそうです。しかし、フックとかで耳に固定するわけではないのであまり動くとズレたりしそうでした。この辺はシュア掛けの対応をしているie100proなどシリーズに比べるとデメリットに思いました。

【後日談】ウォーキングには向いていないかなと思ったのですが、PCゲームにはとてもマッチすることが分かりました。ウォーキングのように上下しないので外れにくいしゲーム中に画面を右や左確認するために首を振ることがよくあるのですがタッチノイズが小さくゲームに没頭できます。何より低音がでる。ドーンという効果音とか迫力があります。後歪感がないのも美点だと思いました。こちらにゲームで使用したレビューがあるので興味がある方は見てくださいね。

■イヤーピースをspinfit W1に変更してみる

装着しているイヤーピースが耳に合わないのかもしれません。純正のイヤーピースですが今装着しているイヤーピースが一番大きいタイプでこれが標準で最初についていました。その為、変更しても効果がなさそうです。そこで以前ie100proを購入した時、フォロワーさんに教えていただいたspinfit W1に変更して見ることにしました。ie100proとspinfit W1のコンビは私は好みで純正からずっと付け替えています。元々モニター寄りのie100proでしたがspinfit W1に換装してからは音に柔らかみが出て情報量が増えた感じがします。これはどういう効果なんでしょうね。

さて、EA-HF1とspinfit W1の組み合わせはどうでしょう。こちらの方が装着感はぴったりする感じでつけていて安定感があります。ポジションによる音の変化もクリティカルさがなくなりとりあえず、ずぼっと入れれば安定して音が出るようになりました。こちらの方が遮音性が高いのか持ち味の低音も分厚くなった感じです。中高音にかけては柔らかく刺激音の少ない感じです。ここは元々のEA-HF1の持ち味が生きるような気がしました。という訳でイヤーピースは交換してみるといった手で現在より装着感など改善できそうです。

純正のイヤーピースです。L,M,Sと3サイズ付属されていますが、最初に装着されているのはLタイプです。

ie300とハウジング部を並べてみました。ie300のイヤーピースがハマるスロート部分の直径は5.8mm、EA-HF1は6mmで0.2mm大きいです。その為、イヤーピースをハメるときかなり力を入れる必要があります。ハメるとしっかりはまりますね。この0.2mmの違いは大きいようです。

■イヤーピースをwinfit W1に変更して再びフィールドテストする

公園のベンチでパシャりました。断言しよう!EA-HF1にspinfit W1を換装してそれを今日ベンチでパシャっている人を見つけたらそれはmanotchだ。

『manotch』そういえばie100proを使っているとき思ったんだけどドライバー径が大きいと鳴りっぷりが良くなる気がする。以前、スピーカーを自作していた時、口径が8cm、10cm、16cm、20cmと大きくなるにつれて鳴りっぷりが良くなって音に説得力が出てきた記憶がある。
『EA-HF1さん』そういっていただけると嬉しいです。spinfit W1に換装した感じはどうでしょう。
『manotch』やっぱり低音に圧がある感じ。力強いね。鼓膜が振動するー。後は外を歩きながら音を聴いていても中高音が聴き取りやすい。この辺は何かノウハウがあるのかな。spinfit W1はie100pro専用になっていたけどもう一セットと何か購入しようかなぁ。遊べそうだ。

■ギミックや質感について

ASHIDAVOXさんのイヤホンは初めて見たのですがケーブルやジャックの所の質感は良いと思います。業務用なのでしょうか。つい印字とか見てしまうのですがロゴもきれいに入っています。ジャックの所はストレートですがこれは最近のポタオデブームからするとL字の方が使い勝手は良いと思います。しかし音的にはストレートの方が良いのかもしれません。この辺はメーカーさんの思想なんでしょうね。

EA-HF1の型番はハウジングの下のケーブルをまとめる所に記載があります。EA-HF1の後継モデルは発売されるんでしょうか。

■総括

手持ちのイヤホンですとsennheiser ie100proで@12,000くらいで販売されていますので同価格ではないですが比較しようとするとie100proなどはコスパの高いイヤホンの見本のような位置づけでメリハリがあって刺さる音はそのまま刺さるといったモニターライクな音ですが、一方EA-HF1はローコストで音楽を楽しむといったリスニングよりの音になっていると思います。個人的にはデザインが素晴らしいのでデザインを気に入った方は買って損はないと思います。コスパも高いと思います。どちらも売れていますので。今日はここまでにします。最後までお読みいただきありがとうございました!

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また来て下さいね。

By manotch

■自己紹介 manotch まのっち ■職業 以前、オーディオメーカーで回路設計と音質チューニングにたずさわってきました。専門はオーディオ用パワーアンプ、AVアンプ、デジタルアンプ、スイッチング電源など。現在もエンジニアとして仕事をしています。