こんにちは、manotchです。前回の記事part4はGoogle newsのTopに掲載されました。やったね!
目次
■ブログTop画像は内容と合ったもの推奨
しかし、そんなことになるとは思わずにブログトップページを戦車のプラモデルの写真にしていたためこんな感じに。
うわーサムネイルが戦車の写真じゃん!やっちゃったね!(苦笑)
しかし、Googleさんの掲載基準は分かりませんねー。
■LANケーブルCat8を分解してみる
一旦最終回という事でエレコムさんのLANケーブルCat8を分解しました。これで一通りの規格は分解したことになります。エレコムさんのCat8ケーブルって太くて硬いんですよね。
理由なんですが、ツインペアの周りをグルグルアルミホイルのシールドが巻いてあるようです。Cat7に比べるとシールドが厳重で隙間がないくらいギュウギュウになっていました。周りの網状のシールドは二重シールドになっていて更に輻射ノイズを受けないように入念に対策がされているようです。分解したケーブルを動画にしてみました。
分解図(箱書き)はCat7と同じようですが内部は進化していてEMI対策バキバキです。ケーブルが太く曲げられない理由はコレだったのか・・。エレコムさん、もうちょっと宣伝してもイイと思います。(汗)
ただ、このLANケーブル硬いので取り回しが悪いです。WiiMのコネクタ部はやわそうなのでCat6Aを使っています。
■LANケーブルCat8音のインプレッション
音に付いてフォロワーさんから聞かれたのですが好みで言うとCat6A>8>7なんですが8と6Aは迷いますね。構造的な所からくる音の差があるとすればCat6以前とCat7以降でシールドがありと無しという大きな違いが発生するので、聞き比べて良さそうな方を選択するのが良いと思いました。
個人的な見解ですが8の方が雑味が少なく奇麗な感じに思います。ただ、今の時点で適当にリファレンスを決めただけなので今後はCat8の方が良くなるかもしれません。どちらかというと8は硬すぎて取り回しが難しかったので6Aの方にしています。
以前LANケーブルの輻射ノイズを測定したときCat5eよりCat8のケーブルの方が明らかに小さかったです。分解した結果からその理由は構造の差にある(シールドが厳重)と言えそうなことが分かりました。 ※写真左からCat5e,Cat6A,Cat7,Cat8
伝導ノイズについても測定したいところですが、WiiMは200~300MHzくらいが多そうでしたのでそれなりの測定器がないと難しそうです。良い測定器ほしいなぁ(再掲)
■Cat5,Cat6A,Cat7,Cat8分解図一覧
参考までにLANケーブルCat5,Cat6A,Cat7,Cat8までの分解図を一通り載せておきます。
CAT5分解図
CAT6A分解図
CAT7/CAT8
何がケーブルの音質を決めるのか?分からないことは多いです。分解図をみるとエイリアンクロストーク及びノイズが主要な問題のようです。
■どうすれば音質が良くなるのか
例えばエイリアンクロストークは4つのツインペア線間を飛ぶノイズが他のツインペア線に干渉する問題なので線間を広げたりすれば音質が変わるかもしれませんね。インピーダンスが100Ωという規格があるようですが、個人の趣味で試すなら多少インピーダンスが変わっても音が出ればよいと思いますので試してみるのも面白いかも。
詳しいフォロワーさんによるとLANケーブルのケーブル部分だけ見ても他にもまだまだ音質に影響するパラメータがあるそうなので興味がある方はオーディオ用のLANケーブルを試してみるのも面白いと思います。うちはまだそういう段階ではないですね。古いケーブルを取り替えただけ(苦笑)
それと、コネクタはありそうですね。分解が難しかったので図に書くのはやめましたがアナログのシールドケーブルの時はコネクタ付近の配線が露出するためかノイズを拾いやすかった記憶があります。結構完璧に対策しないとダメなようでした。デジタルケーブルでも同じかもしれませんね。
そうそう、アルミホイルのシールドはペラペラ・カサカサしているのでちょっと気になる所です。ケーブルって振動の影響があるという話を聞いたことがあるのですが経験則として振動に対して弱いものとか構造的に不安定なものってなぜか音が良くないというのがありました。CAT6Aが良かったのはそういうところがあるかも。でもCAT8の方がそれなら音は良くなりそうなんですがねぇ。良く分からないです。
『ノンマル=コモンさん』ノイズの擬人化です。ノイズを0にすることは難しく、不滅の存在です。
『ノンマル=コモンさん』周波数が高くなるほどノイズは出やすくなる。空(空中)も飛べるぞー。
『manotch』そうなると、うまく付き合っていく必要があるな。今後も宜しくね(汗)
そういえばオーディオプレシジョンというリファレンス的な測定器があるのですが、THD-歪特性を測定するとスイッチング電源などのノイズがある場合、オーディオアンプに可聴帯域の歪として悪化して出てくる場合がありました。その場合はリニア電源の歪レベルまで対策するのが目安となります。高価な測定器なのでちょっと個人で所有するのは難しいですね。こういった対策は良い測定器で定量的に対策したいですねー。良い測定器ほしいなぁ(再掲)
■総括
さて、一旦最終回となりますが如何でしたでしょうか。ネットワークオーディオ沼入門編と書きましたが、浅瀬に片足(親指)を入れただけのような気がします。あはははは。まぁヘッドホンも新調したことですしぼちぼち進めていきましょう。
今回の成果としては、LANハブをスイッチに変えたことですね。これは結構良かったです。ここで音が変わるのか・・。電源は付属のACアダプターからリニア電源に変えています。ここをバッテリーにしたらもっと良くなるような気がしますが、電池交換がさらに大変になりそうです。残課題ですね。
後はケーブルを変えたことでしょうか。ここはまだまだやり切れていないです。どうやら先(2週目)はありそうですね。とりあえず、直近のケーブル養分は補充できたので次のテーマでも考えたいと思います。
今日はここまでにします。最後までお読みいただきありがとうございました。
■おまけ
大分できたぜ!結構楽しいー。
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