こんにちは、manotchです。先回、NETGEAR社LANスイッチのマルチプルVLAN設定を書きましたので続いてYAMAHAのLANスイッチについても設定方法を記事にしたいと思います。
■YAMAHAスイッチのVLAN設定

YAMAHAのLANスイッチを使ったマルチプルVLANの方法はネット動画で詳しく紹介しているサイトがありましたのでリンクを貼っておきます。動画を参考にやれば出来ると思いますよ。
ただ、一点注意があります。動画ではYAMAHAのルーターのブラウザーベースのGUI(LAN MAP)からYAMAHAスイッチのGUIに飛ぶ方法を紹介しているのですが、私の環境ではルーターのLAN MAPの表示が崩れてうまくいかないときがありました。そこで、YAMAHAのスイッチのGUI設定画面に直接飛ぶ方法を記載しておきます。こちらの方が分かりやすいと思います。
YAMAHAのLAN MAPの画面です。おぉーカッコいい画面。と思ったのですが・・。YAMAHAルーターがNVR510という古いモデルなのでブラウザーが対応できていないかもしれません。

今回はYAMAHAのLANスイッチSWX2110-8Gを購入して設定を行っています。5ポートのタイプもあるんですが、どういう訳かマルチプルLANに対応していません。という訳で8ポートを選択。

取説を参考に読みながら設定を行います。
ブラウザーベースのUIを呼び出して下記の画面を出します。IPアドレスは初期設定で192.168.100.240となっていますのでブラウザーに入力してリターンです。

画面のようなメニューが出ますのでマルチプルVLAN設定を選択してポートの設定を行えばOKです。ここからは先ほど紹介した動画の通り設定してみましょう。

グループ1、グループ2、グループ3という3つのグループを作成します。グループ間の通信不可となります。また、グループ1はインターネットに接続するためルーターの出力をLANスイッチのポート1に接続します。動画では2ポートづつグループ分けしています。1ポートにはオーディオ機器、残りの1ポートは別の機器をつないでも良いですが、PINGは通るので注意が必要です。

インターネットに接続が出来、且つPINGがグループ間で通らないようになれば設定完了です。お疲れさまー。
■VLAN動作確認ツール紹介
フォロワーさんに教えて頂いたツール(フリーソフト)が有用だと思いますので紹介です。
PINGが通るかいちいちオーディオ機器やルーター、スイッチなどIPアドレスを調べるのって手間ですよね。このソフト、PCから繋がっているオーディオ機器等のIPアドレスを調べて一覧にしてくれます。PINGを打つ手間が省けます。これは便利。
下記は起動画面です。ここから検索メニューを開いて検索ボタンを押します。

すると、ぶら下がっているオーディオ機器やルーター、スイッチなどのIPアドレスが一覧で表示されます。ベンダー名を見ると大体何がぶら下がっているか分かりますね。

マルチプルVLAN設定後の画面表示です。

PC側から見てWiimなどの機器が見えなくなっています。VLANソフトの設定画面と合わせて使用すると今どうなっているか分かりやすいでしょう。
■トラブルシューティング
あれこれ設定していると多いのが『インターネットに接続できなくなった』というものです。これ困りますよね。原因はインターネットに接続しているポートのグループと違うグループに誤って設定してしまう事だと思います。インターネットのグループと通信できなくなるのでインターネットに接続できなくなります。

対策は『LANスイッチをリセットする』です。インターネットに接続できなくなったらルーターなどもリセットしてみましょう。LANスイッチのリセット方法は取説に書いてあります。大抵は機器の奥まったところにあるリセットボタンを押すことでリセットできると思います。
間違えた設定もリセットされるので元のハブと同じ動作に戻ります。どのポートも通信できるようになると思います。
また、ルーターもリセットする事でLANスイッチやオーディオ機器類のIPアドレスを調べて接続するように再設定しなおしてくれます。IPアドレスの接続は先ほどのNetEnumでもう一度確認してみましょう。
何度か試している内に設定できるようになると思います。また、VLANの設定方法はタグVLANといった別の方法もあるのでネットの動画を参考にしてみると良いと思います。それでは健闘を祈ります!
■総括
あれこれ矢継ぎ早に説明してきたのですが如何でしたでしょうか。二重ルーター+VLANにチャレンジしている方も多くなっていると思います。今回の記事が何かの役に立てば幸いです。
やってみた感じですが、音場の見通しの良さが変わるように思います。パーッと広がってクリアな感じです。それから低音の音程も解像度が上がって良く聞き取れるようになったと思います。まだどういう接続がベストか良く分からないのですが、他の方が良くなると言っているのはこの事だったのかー。と腑に落ちる感じがしました。ネットワークオーディオって良く分かりませんがまだまだ伸びしろがありそうです。相当楽しいですね。コレ。
後、思ったのは『二重ルーター+VLAN』さえ出来ればOKという訳ではなさそうという事です。例えばルーターのメーカーによっても音が変わるようですし、電源がACアダプターかリニア電源かでも音の印象が変わってくるようです。上流の音質対策も重要そうですね。
今回の記事はここまでにしますが、続編も考えています。こうご期待。
今日はここまでにします。最後までお読みいただきありがとうございました。

記事にしたNETGEARのLANスイッチです。ACアダプター電源の代わりにリニア電源やバッテリーをつないで聴いています。

YAMAHAのLANスイッチは音色の良さがあっていいんですが、電源が内蔵でスイッチング電源のようです。スイッチング電源を外してリニア電源化出来ればNETGEARのLANスイッチより良くなりそうですがここは残課題ですね。
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