ASHIDAVOX EA-HF1ですが結論から言いますと低音スキーな方にはたまらないイヤホンではないでしょうか。ここに低音スキーがいますけど!
EA-HF1のレビュー記事をまとめました!擬人化イラストや実験、音のインプレッションや使いこなしなど盛りだくさん!https://audiocolumn.com/ashidavox/2534/
目次
■購入に至った経緯
さて、ふるさと納税で肉かオーディオ機器でも買えないかなーという事でふるさとチョイスを見ていたらこのイヤホンが登場しまして、うぉ!何だこのイヤホンは?見たことないデザインだぞ!かっこよすぎる!となりまして購入に至りました。
アンティークなフルレンジスピーカーのユニットを模したデザインに見えます。ASHIDAVOXのロゴがハウジングの背面にシールで貼ってありますがこれまた分かる人にしか分からないのではないかという懸念がありますね。知る人ぞ知る、つまり大体の人は知らないという事になりますね!でも、はっきり言ってそこがいいんですよ。いやーいいデザインです。デザインが気に入って購入してしまいました。
このイヤホン、ASHIDAVOXというメーカーさんですが私は知りませんでした。勉強不足ですね。売れているのかなと思って調べてみるとe-イヤホンさんの1万円以下売上1位って記載がありました。知らなかった。知る人ぞ知るどころか大変メジャーなイヤホンのようです。すみません、訂正したいと思います。でも、評判良さそうなイヤホンを購入できたので結果的には良かったと思います。
■早速音を聴いて見る!
さて、イヤホンが届きましたので早速音出ししてみたいと思います。現在、リファレンスとなっている据え置き型DACアンプのFiiO K7のヘッドホン出力に接続して聴いて見ます。K7は価格的にはリーズナブルなDACアンプですがアンプの出力は測定では15Vppくらい出ていた記憶がありますのでドライブ力としては十分かと思います。
■イヤホンの感度が高い!
まず、音を聴いて思ったのがこのイヤホン感度高いなーです。K7はSNが高くほぼノイズは聞こえず無音といって良い静粛さがあるのですがこのイヤホンではK7のGAINスイッチがHighのポジションではホワイトノイズが聴こえてきます。そこでLowのポジションにするとほぼ聞こえない状態になりました。これは初めての経験でした。
ちなみにiPhone11proからUSB DACを経由して聴いた場合、音量はLV1で普通の音量が取れました。これは感度が高いからでしょうね。しかしiPhone11proの方は携帯側のゲインが低いのかノイズは聞こえてきません。一般の機器であればノイズは聞こえてこないようです。良かった良かった。という訳でhハイゲインのアンプでないかぎりノイズは聞こえないようです。それから消費電力が小さくても良く鳴るので携帯で使用した時、電池の持ちが良さそうです。
次に音を聴いて思ったのが装着した時、イヤーピースの挿入深さによる音の変化が大きいという事です。ゼンハイザーばかり聞いてきたので他のイヤホンではそうなのかもしれませんがベストポジションにする必要があるようです。ハウジングから出ているケーブルの根元を持ってしっかり耳に差し込みます。最も低音が出るところが密着度が高くベストポジションなのかなと思います。ベストポジションにすると遮音性が高くなります。慣れればできますよ。
■音のファーストインプレッションは?
宇多田ヒカルの『BAD』を聴いて見ます。ASHIDAVOXさんは業務用の機器を扱っているということでしたのでてっきりスタジオモニター系の音が出るかなと思ったのですが予想に反してリスニング向けに振った音だと思いました。どっしりした低音で圧がありますねー。このイヤホンはφ15mmダイナミック型ドライバーとカタログに記載がありますがその効果でしょうか。聴いていて、おっ!これは中々いいなと思いました。低音スキーにははまるイヤホンだと思います。中域のボーカルから高音まで歪感が無く、音量を上げても嫌な音が出てきません。ウォームな音だと思います。刺さるような音は出ないですね。これは美点だと思いました。
一方、解像度が高いといったくっきりはっきりという感じの音ではないのですがコーラスも気持ちいいですし自然で聴きやすいとか聴いていて楽しいといった音を目指したコンセプトではないでしょうか。
【注記】ASHIDAVOXさんの会社はホームページを調べたところ業務用といっても耐寒用のスピーカーや鉄道用車両のホーン、OEMといった意味での業務用でした。スタジオモニターかと思ったのは勘違いでした。リスナー向けのイヤホンでも歴史ある会社のようです。
■開梱の儀式
ここで少し時間を巻き戻して開梱の儀式です。さて、どんな梱包でしょう。
箱は黒色で10cm×6cmくらいの小型サイズです。簡素です。
箱を開けるとEA-HF1というレタリングが。ハウジング色はグレーとシルバーの2色が選べるのですが渋いグレーの方を選択しました。しかし、デザインが小さいスピーカーですねー。まさか?本当に小さいスピーカーが鳴っているとか??
ハウジングの直径を測定したら16mmでした。・・・ということは!
はっきり言ってこのハウジングの中にφ15mmのダイナミックドライバーがそのまま入っているという事でしょうね。耳の鼓膜を直接ドライブしそうで伝達効率が高そうです。うまい表現が見当たりませんが。
■イヤーピースを外して構造がどうなっているか見る
イヤーピースを外して中身が見えないか見てみました。ちょっと見えますね。予想通り大型のドライバーの中心部が少し見える様です。イヤホンのスロートの部分は偏心していて少し中心から外れたところから音道になっているようです。少し外れたほうが良いのでしょうか。ドライバーの中心はシルバーでメタルキャップのように見えます。ドライバーのメタルキャップの外周は写真では撮り切れなかったのですが黄色に見えました。フィルム系の材質でしょうか。そしてスロートの音の出口付近は薄い網状のフィルムのようなものが貼ってあります。これはゴミやほこりが入らないような配慮でしょうか。見たことない処理です。この辺ノウハウがありそうですね。
裏側から見たところです。裏側は少し穴が開いているかと思いましたが密閉のような気がします。ここは完全にデザインに思います。あそこまで低音が出るので密閉でないと空気が抜けて量感が出ないように思いました。
■バッフルをつけて鳴らして見る!
もしかして、これだけ大きい径のドライバーならホーンスピーカーのドライバーのようにイヤーピースを外してホーンやバッフルをつけてスピーカーのように鳴らしたら結構鳴ったりして。・・・という訳でイヤーピースを外してバッフルをつけると果たしてどれくらい鳴るのか聴いて見たいと思います!バッフルというのはスピーカーでいうと箱に該当するイメージでイヤホンのスロートの部分を平板(手元にあった段ボールの板)に穴をあけてそこに差し込んで聴いて見ます。バッフルの効果でちゃんと音が大きく鳴って聞こえてきます。しかし残念ながら全然低音が出てきません。当たり前か。
こんな感じに段ボールに穴をあけてそこにイヤホンのスロートの部分を差し込みます。
うわー、しゃかしゃか音ですね。あと、ステレオ感はそれなりにありますね。ただ、実用性はありませんので撤収しました。やはりちゃんと取付しないと鳴りませんね。はい、脱線しました。本題に戻りましょう。
■スペックを見てみる
ダイナミック型のφ15mmという大口径のドライバーが目につきます。それから再生周波数が5-40KHzというのはワイドレンジですね。例えばsennheiserのエントリー機のie100proですと20 – 18,000 Hzとなっていますので低い周波数も高い周波数も再生限界が広くなっています。低音が出ているのは分かるのですが高音も出ているんですね。低音がモリモリしているので高音が目立たないのかもしれません。
■ASHIDAVOX EA-HF1を擬人化する
『manotch』眠い。限界だー。
『ie100子』じゃー今日はここまでにするわね。最後までお読みいただきありがとうございました。
※EA-HF1のレビュー記事をまとめました!擬人化イラストや実験、音のインプレッションや使いこなしなど盛りだくさん!https://audiocolumn.com/ashidavox/2534/
ブログランキングに参加しました。ぽちっと応援してくださいね。
にほんブログ村