こんにちは、manotchです。ラズベリーパイでオーディオ聴くにはどうしたらいいのっ?っていうところからはじめてみましたが、ここで一旦完結したいとおもいます。長いし(苦笑)
ここまでWebラジオ、MP3、Spotifyまで一通り聴く方法を紹介しました。ただ、PCや携帯を常時使うので何かいい方法はないかと考えたのがコレ。オールインワン接続です。
目次
■ミニマムオーディオ完成
タイトル的には一番マッチしているかなと思います。ラズベリーパイと小型タッチパネルだけで完結する接続です。
ラズベリーパイにタッチパネルプラグインをインストールすると、PCやiPhoneが無くてもタッチパネルを操作することで聴けるようになるのでシンプルです。
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MP3はラズベリーパイにUSBメモリを挿して聴きます。今回使ったのはこちらのUSBメモリです。USBメモリもKIOXIA(旧東芝)です。やっぱり信頼感!

 ポチップ
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■ラズパイ用タッチパネル紹介
ラズパイ用に7インチタッチパネルディスプレーを購入したのですが、IPS方式で画質が綺麗です。5インチだとちょっと小さくて指で操作しにくそう。外箱はこんな感じ。

背面は部品がむき出しですが、個人的にはこういうの好きですねー。背面の写真右側にUSB-C 5Vを接続して電源供給します。サイドにHDMI端子があるのでラズベリーパイとケーブルで接続しておきます。

注意すべきは電源です。独立した別のACアダプターから電源を供給したらタッチ操作が出来なかったです。仕様なのか電源とディスプレーのケーブルはラズベリーパイからとらないとダメのようです。USBケーブルでデータがやりとりされているのかなぁ。

ディスプレーを接続して動作させたときの写真です。ちなみにキーボードは動きません。(苦笑)
キーボードはiPhoneにBluetooth接続すると使えました。iPhoneが便利になるかもしれませんが私は使いませんねー。大失敗。2025年買っちまった大賞はコレに決定!!(爆)
大型画面の付いたミュージックプレイヤーという感じですね。DAPや据え置きオーディオともちょっと違う趣です。ラズパイって、ちょっととっつきにくい感がありましたが、自作派のガジェットかおもちゃって考えるとなかなか面白そうな趣味のオーディオと言えそうです。
 ポチップ
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こういったディスプレーは一台あると便利そう。
■消費電力を測定する
ラズベリーパイ4との消費電力を電圧電流チェッカーで実測してみます。5V/0.6A(3W)程度でWiiM Pro付属のUSB-C電源(5V/2A)で動作しました。
消費電力が小さい所が良いですね。3Wくらいなら太陽電池で動かして一日中WEBラジオを鳴らすなんて言う事も出来そうです。USBの電流と電圧を測定したのは下記グッツです。USB-CとUSB-AとMICRO USBに対応しています。ケーブルの途中に挿せばよいので一つあると便利。
 ポチップ
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■I2S入力DACについて
気になっていたI2S 入力の出来るDAC PCM5102Aを繋いで聴いて見ます。
I2S方式が良いのか分かりませんがちょっと聴いた感じはスピード感があって伸びやかさもあるようです。でも、チャカチャカしていてデジタルっぽい。MP3はかなり良いです。Spotifyは悪くないですが、音が少し詰まったように聴こえてもう一つの印象です。
この辺は良く分からないですね。電源は見直す必要があるかもしれません。それと、途中の引き回したI2Sケーブルに触るとノイズが入って動作が不安定になる時がありました。金属ケースに入れる必要があるかもしれません。

NFJさんからリリースされているDACですが、今回はラズベリーパイ4で動作確認しました。
I2S入力DACは結構多くのバリエーションがあるようなので、コレに限らずDAC転がしなんていうのも面白そうです。
 ポチップ
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DACを入れるケースが無いかなと思って探していたらNFJさんからアクリルケースがリリースされていましたので組み立ててみました。中々カッコイイです。

 ポチップ
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今回結構買ったなー。物欲全開!!
■ラズパイの音が良い理由
『manotch』高音質化はこれからだけど、何で音が良さそうなのかは聞いてみよっと。VOLUMIOとI2S入力DACのあたりに秘密があるのかな。
VOLUMIO 音質的なメリット
『Geminiさん』Volumioが音質面で有利とされる主な理由は、その設計思想にあります。

- 音楽再生への特化
- Volumio OSは、音楽再生に必要な機能のみに絞って設計されています。
- 一般的なPC(WindowsやmacOS)のように、バックグラウンドで音楽再生と無関係な多くのプロセスが動作することがありません。これにより、デジタル信号処理へのノイズ干渉(「デジタルノイズ」や「プロセスノイズ」と呼ばれるもの)を最小限に抑えることができます。
 
- ビットパーフェクト再生の実現
- 音楽データをデコード(解読)してからDAC(デジタル-アナログ変換器)に送るまでの過程で、OSによる余計なミキシングや音質変更(リサンプリングなど)を介さず、元のデジタルデータをそのまま伝送する「ビットパーフェクト」再生に対応するよう設計されています。
- これにより、音楽ソースが持つ情報を欠損なくDACに届けることが可能になります。
 
- ノイズ源の分離
- (特にRaspberry Piなどで自作する場合)Volumioを搭載した再生専用機を、ノイズの多いPC本体から物理的に分離できます。
- 再生機器をオーディオシステムの近くに置き、操作はスマートフォンやタブレット、PCのブラウザからリモートで行うため、リスニング環境にPCの動作ノイズを持ち込まずに済みます。
 
『manotch』うーん、1.の音楽に特化したOSっていうのはありそうだな。Windowsは良い音を出すのに苦労する感がある。プロセスは良く分からないので切って動かないとやだし。2.のビットパーフェクトはイイね。3.はどうかなぁ。自作PCでもラズベリーパイでもノイズに注意する点は同じかな。特に今回作成したラズパイセットはアクリルケースだしノイズを拾っている可能性が結構ある。この辺は残課題かな。過去WiiMや自作PCで行った対策は使えそうだな。
『manotch』それからIS2入力DACはどうなの?Geminiさん。

I2S入力DAC 音質的なメリット
『Geminiさん』ラズベリーパイ(Raspberry Pi)でI2S(アイ・スクエア・エス、またはアイ・ツー・エス)入力のDACを使用することは、Piを高品質なオーディオプレーヤーとして活用するための最も定番で効果的な方法です。
Pi本体の3.5mmイヤホンジャックからのアナログ出力は、CPUなどと同じ基板上のノイズの影響を受けやすく、また簡易的な方式(PWM)のため音質は良くありません。そのため、高音質を求める場合は外部DACの使用が必須となります。
その外部DACとの接続方法として、USB接続とI2S接続が主流ですが、I2S接続には以下のような特徴があります。
🎵 I2S DACを使用するメリット
- 高音質化(特にUSB接続と比較して)
- ジッター(音の時間の揺らぎ)の低減: I2Sはもともとオーディオ機器内部でのデジタル音声データ伝送専用に設計された規格です。音のタイミングを決めるクロック信号と音声データ信号が別々の線で送られます。これにより、原理的に時間軸のズレ(ジッター)が発生しにくく、純粋なデジタルデータをDACチップに送れます。
- ノイズの分離: USB接続の場合、Pi本体の電源ノイズやCPUが発する高周波ノイズがUSBケーブルを通じてDACに伝わりやすいという課題があります。I2S DAC(特にPi専用のHAT基板)は、Piからのノイズを分離・クリーン化する高品質な電源回路を搭載していることが多く、ノイズの影響を抑えやすい設計になっています。
 
- システム構築の簡便さ(HATの場合)
- 多くのI2S DACは、PiのGPIOピンヘッダに直接差し込むHAT(Hardware Attached on Top)と呼ばれる拡張基板の形で提供されます。
- これにより、USBケーブルや追加の電源ケーブルが不要になり、PiとDACが一体化した非常にコンパクトなオーディオプレーヤーを構築できます。
 
- CPU負荷の低減
- USB接続に比べて、I2Sでのデータ転送はPiのCPUに余計な負荷をかけにくいとされています。オーディオ再生処理にリソースを集中できます。
 
🎧 音質の傾向
I2S DACを導入することで得られる音質は、使用するDACチップや基板の設計(特にクロック精度やアナログ回路)によって大きく左右されますが、一般的に以下のような傾向があります。
- 高いS/N比(クリアさ): Pi本体からのノイズの影響を受けにくいため、背景のノイズ感が減少し、非常にクリアで見通しの良い音になります。静寂の中から音がスッと立ち上がるような感覚が得られます。
- 高い解像度と分離: ジッターが少ないため、音の輪郭がぼやけず、個々の楽器の音やボーカルの細かなニュアンス(息遣いなど)まで聴き取りやすくなります。
- 正確な音場と定位: 音の時間軸が正確であるため、ステレオイメージが安定します。音場(サウンドステージ)が広く、どの位置でどの楽器が鳴っているか(定位)が明確になります。
『manotch』なるほどねぇ。しかし、I2S方式だからといっても使いこなしなんかでも良し悪しが出そうなところはデジタル回路的に同じ気がする。クリアな感じはあるように思う。なんでかなー、VOLUMIOとI2SDACの良い所なんだろうなぁ。
■総括
さて、如何だったでしょうか。ラズパイオーディオ面白そうでしょう!今回はさわりだけで終わってしまった感じなので、機会があったら続きにチャレンジしたいと思います。アレもやりたいコレもやりたい。(苦笑)

価格もリーズナブルですし、『大人の週末工作』にはうってつけの『趣味のオーディオ』と言えるのではないでしょうか。買って良かったと思います!
今日はここまでにします。最後までお読みいただきありがとうございました。
 ポチップ
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ラズベリーパイ4ですがメモリーの搭載量で価格が変わるので注意が必要です。
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この書籍でオーディオ機器も出来そうだと分かりました。当面ネタには困らないな(笑)
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オールインワンタイプのキットを購入するか迷いましたが、基板だけ買って右往左往するのも一興かと思い基板だけ購入することにしました。買い忘れがない点ではオールインワンのスターターキットの方が良いと思います。
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タッチパネルは7インチ以上が良いと思います。それ以上だと置き場所に困るかなぁ。
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電流電圧計は1台あると便利です。リアルタイムで表示できます。電力も表示されますよ。
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I2S入力DACですが、一聴の価値はあると思います。
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