こんにちは、manotchです。最近購入したネットワークストリーマーWiiM Proの音が中々良かったのでどうしたらもっと良くなるかアレコレやっていたわけですが電源強化効果ありますねー。
結論から言うと電源の重要性はネットワークオーディオも同じようです。WiiM Proの時のお話の顛末はこちら!
電源の重要性が分かる例としてFiiO K9AKM 据え置きDACアンプを購入したときの分解写真がこちら!ブロック図を推定して書き込んでみました。下側半分以上が電源回路のようです。デジタル回路というとそんなに電気も食わないしここまでする必要ないんじゃない?と思われるかもしれませんが音質を良くしようと思ったら必要なんでしょうね。
【いきなり後日談】
さて、その後WiiM Pro用に検討したバッテリー電源ですが、いつもは充電が面倒なので飽きたらリニア電源に戻っていたわけです。しかし今回は音が良かったので何と続いています!オーディオへの情熱が面倒くささを超えましたね。充電池を8本用意して4本は常に満充電して電池を交換しながら聴いています。嫁に見られてももう平気です!(言われなくなった)
ネットワークオーディオ面白いですねー。私も沼に入門です。
■発端。LANハブ壊しちゃった。
さて、ここからは今回のテーマの発端です。
TP-LINK社のLANハブを使ってきましたが、5V電源なんですよね。そこにリニア電源やバッテリー電源を接続して色々実験している内に誤って12Vを突っ込んで壊してしまいました。パチッという音がしてショートモードで壊しちゃった。これは修理できない。いつかやると思ったー(苦笑)
■LANハブをオーディオに使うときの問題は何か
TP-LINK社のLANハブを壊してしまったので中の大きい黒い部品を分解してみました。この部品、2か所の穴にマイナスドライバーを入れると簡単に蓋が外せます。トランスのようですが手作りのように見えますね。安価なLANハブなので大量生産していると思いますが良く生産できるなぁと思いました。ここは音に影響が出そうです。
フォロワーさんによるとアイソレーショントランスという事です。LANハブは入力と出力で絶縁トランスをかましてもろもろの電気的な影響を分離する必要があるようです。ノイズやスパークのような通信速度に影響が出る類の対策でしょうか。
それで話によるとどうやらLANハブで音が変わるそうです。古いタイプでも音が良いものがあるそうです。
確かにそれはありえるかもしれませんね。分解したTPの製品は安価でコスト重視っぽいですし・・。トランスの所は手巻きで驚きました。古い方がコストダウン前で音も良いかもしれないですね。オーディオあるあるです。
中々、数十MHzといった周波数の信号をトランスを介して綺麗なデジタルの波形を通すのは難しいと思います。中身を見た感じLANケーブルを通る信号というのは0と1という情報は乗っているもののアナログ的な波形、それもそんなに綺麗な波形ではなさそうです。
■LANハブを交換したらなぜか音が変わる
そこで、My New Gear. 音の良いLANハブという事で以前動画で見たNETGEAR社のビジネス用スイッチングハブ 5ポートアンマネージプラス GS105E-200JPSというモデルを購入。
動画と同じモデルがなかったのでコレにしましたが、コレの良い所は比較的安価なのとメーカーから提供されるソフトウエアでスイッチの設定を変更できる所です。
ただ、使いこなすには少しネットワークの知識が必要そうでした。後で調べてみましょう。LANハブとして使うだけなら普通のLANハブと同じなので簡単に接続して音出しまではできますよ。
音のファーストインプレッションですが、アレ?何か低音がしっかりしているなぁ。ドスンというドラムが安定して聴こえる感じです。後、音場が広がって聞こえます。ボーカルがポッと定位してなんか見通しが良くなった感じ。うーん、これはどういう効果なんでしょうね。中々いいです。
でも、ちょっと高域に荒っぽい感じが残ります。そこで電源のACアダプターの代わりにTP-LINKでも使っていたリニア電源に交換してみると透明感が出てきて良い感じです。これは良い買い物をしたかも。
そこで、My New Gear.LANハブ2台目(苦笑)・・・予想外に良かったんで2台買っちゃったよ!!これで研究だぜ!
このLANハブ、結構面倒な製品登録が必要なんですが電話サポートが受けられるようです。スイッチの設定が分からなかったら教えてくれるんでしょうか。ネットワークって良く分かりませんしね。
■ネットギア社のLANハブの良さそうな点
ネットギアのLANハブも分解してTP-LINKと並べます。 音の差の違いはどこから来るんでしょうか。
中身を見るとネットギアの方がチップセットが小型になり、進歩しているようです。アイソレーショントランスは同じようなサイズです。 ※右がネットギア
パターン的にはネットギア社の方がチップセットが小型になった分、良さそうです。クリスタル(水晶発振器)回りも小型になって引き回しもコンパクトに出来ています。クリスタルの性能ですと、周波数安定度の他に位相雑音(CN)も関与すると考えられますが、ハイエンドを手掛けるメーカーの性能は相当良かった記憶があります。クリスタルも重要ですが、パターンの腕前でトータルの性能が随分変わってしまうんですよね。
この辺の特性が音にどのように関係するかは試したことが無いので良く分かっていません。クリスタルメーカーは重視しているので恐らく重要なんでしょうね。
後は電源周りでしょうか。TP-LINKに限らないですが安価な製品はどうしても特性がでればOK的なところが有ってコンデンサとか不要な電源パーツはコストが上がるので付いていないようです。ネットギアはノイズフィルタは付けられるようにしていますが、不要だったためか外しています。
特にオーディオ用とか謳っていませんのでデジタル回路として特性を良くしていったらこうなったという感じがしました。後はビジネス用途という事で部品関係に良いグレードが使われているかもしれませんね。
今日はここまでにします。最後までお読みいただきありがとうございました。
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