こんにちは!manotchです。

前回apple lightning DACのドライブ能力を確かめる方法という事でDAC出力のイヤホンの電流と電圧を測定する必要があるという話をしました。

こんなの測定する人いないだろうなぁ・・・・(30秒)・・・・・よし!測定してみようということでちょっとAmazonさん調べて抵抗セットとオシロスコープとテスターを手配しておこうと思います。オシロスコープとか最近いくらするんだろ、3500円とかマジっすか!恐ろしく価格が下がっている・・・。中華製かな?さすがです。
価格は日本はもうかないませんね。テスターは3300円くらいでした。おもちゃみたいかもしれませんが大体使えれば問題ないです。物が届いたら遊んでみたいと思います。

今日の本題ですが、appple lightning DACの出力のドライブ力が足りてない予感がしましたので当時何か面白いものはないかという事でヘッドホンアンプを探しました。そこで発見したのがこれ。

KORG MODEL HA-S NUTUBEという真空管ヘッドホンアンプ。何と蛍光表示管を使った真空管で青く光る!

KORGという楽器メーカーさんが開発したそうですがやってくれましたという感じで
ユニークなヘッドホンアンプです。写真の青く光っているところが真空管のフィラメントですが青く光っています。蛍光表示管という事でプリウスのスピードメータ(今は違うかも)ですね。

それにしても蛍光表示管がアンプで使える真空管になるなんて驚きです。真空管というと赤熱したフィラメントのイメージがあるのですがこちらは青色です。青色以外はできないのかな?

NTUBE ヘッドホンアンプの基板を筐体から取り出す

中の基板です。バッテリー駆動ですね。単三2本で3Vを26Vに昇圧しているそうです。フィラメントを加熱するためにはこれくらいの電圧がいるのでしょうか。

NTUBE アンプの裏面 左側がボリューム、電源スイッチ、INPUT,OUTPUTヘッドホンジャックなど配置されている

バッテリーが中央に配置されているので電源のパターンが右と左に分かれるのがちょっと気になりますね。どうなんでしょう。回路図がついていますので見てみます。
初段が真空管でその後オペアンプに接続されています。オペアンプは新日本無線のNJM4580とMUSE01です。聞いた後で知ったのですがMUSE01はオーディオ用に開発された専用ICだったんですね。リードフレームが無酸素銅のようです。音質はそうですね音が柔らかいのですがしっかりアタック音も出るといった感じで静けさも良い感じです。後で値段を調べたら価格差にびっくりしました。

ICを差し替えるのが面倒なのでMUSE01の方で聴くことにしました。

今日はここまでにします。

By manotch

■自己紹介 manotch まのっち ■職業 以前、オーディオメーカーで回路設計と音質チューニングにたずさわってきました。専門はオーディオ用パワーアンプ、AVアンプ、デジタルアンプ、スイッチング電源など。現在もエンジニアとして仕事をしています。 開発経験DC~110GHz。