こんにちは!manotchです。
ここでKORG社の真空管ヘッドホンアンプの音についても書いておきます。
結論から言うとなかなか楽しめる音だと思いました。ラジカセみたいだった音質がぐっと力強くなりドラムもベースも分厚い感じで聴いてて楽しいです。それからプレゼンス(臨場感)が良い感じになりました。ヘッドホンアンプって余分なものをつけるから音が悪くなるんじゃないの?というところもありますがそこは一長一短あって私は良い方向に行っていると思いました。
前回、apple lightning DACの出力がしょぼいのではないか?という話をしましたが仮にしょぼくても真空管ヘッドホンアンプの入力抵抗が非常に高いのでDACから出力される電流はほんのわずかでも真空管ヘッドホンアンプは鳴ってくれます。
回路図によると47KΩくらいになりそうです。その時の電流は仮に3V入力として47KΩの負荷だとすると0.006mA・・・たったこれだけの電流をDACは供給すればよいわけです。DACの負担はすごく軽くなります。そしてDACの出力段のアンプの電流供給能力が低くても軽々後段の真空管ヘッドホンアンプを鳴らせるようになるわけです。
ドライブ能力が高まると音質的には余裕が生まれます。車でいうとエンジンの排気量が3000ccみたいな感じになります。同じ時速100kmでも500ccのエンジンと3000ccのエンジンの違いのように楽に鳴る感じです。
それから真空管の音色にも触れたいと思います。よく真空管は音がいいといいますが良いにも色々あると思います。真空管の音は一概には言えませんが良くも悪くも個性的で味があるところになるのかなと思います。もちろんトランジスタにも個性があると思いますが個性が少ない感じがします。それはトランジスタの規格が決まっていて作り方も同じようになっているところからきていると思います。
この真空管アンプはこれぞ真空管の音という感じではないですが押しつけがましい感じがなく高域まで奇麗な音がすると思います。開放的で気持ちよさがありますね。
低音はそれなりで力強さが出てきたのですがちょっと物足りない感じです。ICのスペックを見たのですが出力段は5~6mAくらいとれそうです。まだヘッドホンを鳴らすには役不足なのかな。この辺は後日調べてみたいと思います。
今日はここまでにします。