FiiO K9AKMでサブスク聴きながらブログを書いていますが筆が進む。進む。音楽って良いですよねー。
さて、Xの投稿の方でも分解レビューは書いていますがどうしても文字数制限があって長文書きにくいです。その代わりフォロワーさんの話が面白い。ブログの方も参考にしたりしてよりよい記事が書けそうです。ありがとうございます。
ただ、Xの方だとタイムラインが流れてしまいアレ?この話何だっけ?と分からなくなるのでブログで時折まとめていきたいと思います。
【後日談】その後、FiiO K9AKMの分解レビュー総集編を記事にしました。興味がある方は下記リンクからどうぞ。▼
目次
■FiiO K9AKM 分解レポート6~11.
1~5.はこの前に記事にしているのでそちらをご覧くださいね。
■K7とK9AKM THX-AAA 788+チップセット比較
FiiO K9AKM分解リポート6.
K9AKMとK7ヘッドホンアンプ回路の比較です。 THX-AAA 788+チップセットは同じですが、周辺回路を含めるとK9AKMの方が多くのパーツを投入しているように見えます。 それと供給電圧が±12.5Vと±11Vという事で若干K9AKMの方がパワーで上回っているようです。
フォロワーさん情報によるとオペアンプが違っているようですね。オペアンプによる音の違いはやれていない領域です。ここは回路など調べてみたいところですが時間がなく残課題です。面白そうなんですが。
写真のスペックはシングルとバランスの出力ですがK7もK9AKMもMAX2000mWになっているのはプロテクションの関係でしょうか。恐らく出力はそれ以上出るのでしょうが熱的に制限をかけているように思います。
THX-AAA 788+チップセットですが、基板を開口させて裏面にも部品を実装しているのは興味深いです。表面だけに部品実装するとサイズが大きくなるので嫌ったのでしょうか。
FiiO K9AKM 分解レポート7.
XLR4端子の配線ですがケーブルで基板にはんだ付けされていました。
↓以下フィクション
『製造A』コネクタ直希望、製造しやすいし
『エンジニアB』音が良いのはケーブル接続だった
『上長C』よし音重視で行こう
『製造A』ぶーぶー
『品証D』ケーブルの引っ張りテストをいれないとNGNGNGー
『営業E』カッコよく配線して。カタログに乗せるかもしれん
『上長F』ところでK9AKMって天板シースルーモデル出すんだっけ?
どんなやりとりがあったんでしょうね
個人的な感覚ではケーブルの間隔で干渉する可能性があると思いましたがどうなんでしょう。
■重量2.6Kgの秘密
FiiO K9AKM 分解レポート8.
K9AKMは約2.6kgと結構重さがあります。 筐体はアルミニウム合金にCNC加工して成形されているとありますが、厚みは最大6mm程度でした。 重さの理由はコレのようです。経験則ですがオーディオでは重さや剛性が音に影響がでる場合があります。これも検討の結果でしょうか。
重量がある程度あると何か所有欲が満たされますね。(笑)
放熱孔ですが側面にあります。どちらかというと縦置きの方が下から上に熱が逃げるので放熱的には縦置きの方が良さそうに思いました。天板に穴がないのはほこりや飲み物がこぼれた時の対策だと思いますが放熱的には不利になります。穴が無くてもいいなら無い方が良いですね。
FiiO K9AKM 分解レポート9.
ここからは基板裏側を見ていきます。 裏面にもコンデンサ等のパーツが実装されています。表に実装するだけでは面積が足りなかったかも。 実装されていない箇所がありますが上位モデルでは追加実装されるとか差別化があるのかもしれませんね。
過去の例だと例えばアンプで上級モデルでパーツが多い方がパワーは出るけど下位モデルの方がパワーは下がるけどシンプルで音は好みとかあったと記憶しています。パーツが多いと良いわけばかりでないというのもオーディオの面白い所です。
■電源電圧設定が115V?
FiiO K9AKM分解レポート10.
裏面にある電源電圧選択SWですが115Vなんですね。 ついでに調べたら100Vの50/60Hzの電源は世界的にみても珍しく日本だけのようでした。フォロワーさんによると、電源の装置をドイツとアメリカとで別々の国から購入していたのが原因のようです。
しかし、その後統一できなかったんでしょうか。良く分かりませんが日本的なエピソードに思います。
写真の黒いカバーは基板側の高電圧とグランド側のシャーシを絶縁し、沿面距離を確保するためのものと思われますが日本国内の使用であれば無くても問題なさそうに思いました。
■コンデンサの固定方法
FiiO K9AKM 分解レポート11.
裏面に実装されているコンデンサですが面白いのは黒いボンドで固定されているものと無いものがあることです。 ボンドで固定する場合は落下、振動対策のときや音質対策の時がありますがどうなんでしょうね。
さすがにボンド塗布までは自動化されていないようです。ネジロックの塗布があるのですが均一に出来ていたのでこの辺は技術力を感じました。最近は専用装置があるのでしょうか。
■FiiO K7も分解動画をアップしてみる
以前、FiiO K7を購入したときは途中まで分解出来ていたのですがてっきりフロントボリュームが取れないから無理だと諦めたんですよね。その時のレビューはこちら。(苦笑)
今回FiiO K9AKMが分解できたのでもしかしたら同じ方法で基板筐体をスライドするだけじゃね?
と思ってもう一度分解したらあっさり出来ました。うぬぅ~、ぐっと力を入れて前にスライドするだけだったのか。勘合が良すぎて取れないと思い込んでいました。(泣)
これでK7とK9AKMとで何が違うのか比較も出来そうです。はい、動画はこちら!
FiiO K7分解レポート1.
K7の方もFiiO K9AKMと同じ方法で分解できましたので動画をアップしておきます。
K7のほうも基本的にK9AKMと同じように筒状の筐体に基板をスライドして入れています。プラスチック筐体で基板を固定している所も同じでした。バックグランドでセミが鳴いている所に季節感が。(汗)
K7は電源が外付けのACアダプターとなっていて電源がない分、大分小型になっていますね。
今日はここまでにします。最後までお読み頂きありがとうございました。
分解した感じですがK7のヘッドホンアンプはK9AKMと共通の部分が多かったのでコスパは高いでしょうね。
K9AKMは何と言っても旭化成のハイエンドDACのチップセットを積んでいることが売りでしょうね。
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