こんにちは!manotchです。今回はお問い合わせ頂いていたケーブルのエージングについて考察してみました。エージングでどう音が変化するのか?はたまたそもそも音質が変わることはあるのか?結論から言うと『音が変わるという話はありえる』と思います。考察したイラスト描いてみました!絵が可愛いと言って下さる方!嬉しいです。

それにしても話が長い。

所でエージングというとスピーカーとか良く聞くのですがこれは確かにあると思います。おそらくケーブルのエージングも同じ原理なのではないかと思いますがどうなんでしょう。スピーカーの場合では『音がこなれる』『音が固いのが柔らかくなる』とか後は『力が抜ける』いう感じですがエッジの部分がやはり固いのでしょうか。機構的に硬さがあってぐねぐねしているうちに柔らかくなる類のものは音質が変わるのは分かるような気がします。

スピーカーなどはやりやすいのですがエッジの部分のスピーカーの振動するエッジの部分に指をあてていろいろなところを触ってみてください。音が変わると思います。

基本的にコーン紙とか音が鳴る、振動する部分は素材の音が出ると思っています。そのため素材の組成が変化することで音が変わるんでしょうね。経時変化の場合はエッジの硬度が変わるとか粘性が変わることで音が変わるんだと思います。

それをケーブルに置き換えてみると振動する部分がないのですがこれは図に書いたのですが例えばアンペールの法則というのがあって電流が流れたときに導体に力がかかるのですがそれが振動となって例えば硬い被覆が柔らかくなる・・・といった可能性が考えられますね。

イヤホンのケーブルもエージングで変わるのだろうか。

そうすると電流の多く流れるスピーカーのケーブルはエージング効果が高くて電流の少ない信号系のケーブルはエージング効果が少ないという事になるんですが信号系のケーブルでもエージング効果があるようなので面白いですね。

youtubeで検索するとケーブルのエージング効果について動画を上げている方がいらっしゃいますので聴き比べてみるのは如何でしょうか。

この件は引き続き調査してみたいと思います。

今日はここまでにします。

By manotch

■自己紹介 manotch まのっち ■職業 以前、オーディオメーカーで回路設計と音質チューニングにたずさわってきました。専門はオーディオ用パワーアンプ、AVアンプ、デジタルアンプ、スイッチング電源など。現在もエンジニアとして仕事をしています。