どうも眠たくなると今日はここまで!にしたくなりますね。前回はそういう感じでした(笑)それから、前回はスピーカーのケーブルを線の細いものから太いものまで何本か買ってきて取り替えて聴いて見るというお話をしました。ケーブルの理想は入り口から入ってきた音を何も変更せず100%出口に送り出すというものかもしれませんが、中々そうはいかないようです。本日のお題はオーディオ用ケーブルの何が音質を決めるのか?シンプルなのに奥が深い!part2です。
眠くなる原因はこれ!!下の図です!!青字は前回からのアップデートになります。コメント頂いた点などを追記しています。
この図で線の太さを変えたときケーブルの何の特性が変わるか?ですが、結局全て変わるのですがRdc(直流抵抗)が一番測定しやすいのでテスターなどを持っている方は測定してみると実感しやすいかもしれません。線径と直流抵抗の関係ですが線径が2倍になると直流抵抗は1/4になります。そのため太い線にすると直流抵抗が1Ωだったスピーカーケーブルが0.25Ωの直流抵抗になることになりますね。
抵抗が小さくなると音の出方が良くなったりダイレクトな感じになったり、ボーカルが近くなったり、解像度が増したり、情報量が増えたりすることがあると思います。抵抗大きいとロスが発生するからかもしれませんが抵抗が大きいと逆に音の出方が悪く鳴ったりぼやけたような音になることがあると思います。経験則ですが傾向としてはこんな感じかなと思います。
抵抗が小さくなると良いことばかりか?というとそうでもなくて逆に再生系の持っていたあらや欠点が分かりやすくなるかもしれません。見通しが良くなると細かいところが気になってくると思います。それでも色々機器を変えたりしていくうちに音質が良くなってくると線材を変更することによる音の変化も分かりやすくなってくるのではないかと思います。
解像度とかアタック音とか良くなってくるかもしれませんが逆に疲れるかもしれません。この辺は好みによると思います。だんだん再生系のレベルが上がってきて音質が良くなってくると解像度が高くても疲れない音になってくると思います。聴いていても聴きやすくずっと聞いていたくなるような感じです。
所で聞きやすいとか疲れにくい音とかあるのですが抵抗としては高くてロスがある程度あるとおきるのかなとおもいます。少し情報量が落ちたり、音がなまるというのでしょうか。例えば直流抵抗以外にもケーブルの損失が出るものに導体の周りの被覆があります。これは誘電体という材料になりますが誘電体は電磁波が通過するときに損失を発生するので導体から出るエネルギーの一部が損失になります。損失は熱になったりします。誘電体の損失は材料で決まるので材料によって音質が変わる理由の一つになっていると思います。誘電体の損失は周波数特性を持っていて周波数が高いほど一般的に損失が大きくなる傾向があります。それは交流抵抗Rsで表せますが直流抵抗分や交流抵抗が発生することでその大きさや周波数特性が材料で固有のため電気特性に差が出て、それが音質の個性になると思います。
スピーカーの振動板も色々な材質がありますね。紙とかプラスチックとか金属とか、それぞれの材質の違いで大きく音質が変わります。それと同じだと思います。単純な反応スピードだとダイヤモンドとか良いのかもしれませんがそれだけではないのでしょうね。適当に損失があるといいとも聞いたことがあります。その辺は良く分かっていません。スピーカーの振動板をやっているエンジニアに話を聴いて見たいものです。
それから同じ抵抗値の銅の線材と銀の線材とで比べても音質に差が出るのではないかと思います。導体の材質の差ですね。この辺は余り試したことが無いので良く分かっていません。銀材は聞いたことがあるのですが少し高音の方に特徴がある感じでした。イメージ的にはエネルギー感があってギターやシンセサイザーの音色が良く出るなという記憶があります。でも銀だからこういう音になるというのは早計な感じがしていて、先ほど言ったような絶縁被膜の材質とか総合的な電気特性の個性が音色に繋がっているのではないかと思います。
別に理論的なところが分からなくても問題ないと思います。こういう話をして面白がるのは変態の領域かもしれません。(私のような)でも、基本的には自分が良いと思った音が一番ですからね!
それでもケーブルの音質がこういった考察などを経て音が良くなったら良いなと思います。ケーブルの自作をやっている方の何かの参考になればと思い記事にしてみました。
今日はここまでにします。