今回からケーブル沼の記事です。本日のお題はケーブルの何が音質を決めるのか?part1です。
ケーブルは余り考察できていない領域なのでメモ書きですが纏めていきたいと思います。オーディオが進歩してデジタル化して難しくなって今後オーディオが趣味の世界から遠ざかる可能性もありますがケーブルはシンプルなのに奥が深く誰にでも楽しめる可能性がありますね。

極論言うと今日にでもホームセンター行って電線を10メートル買ってきてスピーカーの配線を取り換えてみれば始まられる趣味です。ホームセンターに売っている電線ならお金もかかりませんしね。

ところが沼にはまると1本何万とか何十万とかいうケーブルもありますね。聴いて見たいですがなかなか聴けないです。でも確かに音は変わると思います。なぜか?という事でケーブルのどの辺が音質に効いていそうか記事にしたいと思います。個人的な見解ですが教科書にも書いている部分もあります。

とりあえず関係ありそうなところを書きましたが、結構ありますね。

ケーブルといってもスピーカーケーブルだったり信号線のケーブルだったり、はたまたデジタル用のUSBケーブルだったり、電源のケーブルだったり色々ありますが基本的には同じになると思います。一番とっつきやすいのはスピーカーケーブルかもしれませんね。スピーカーで聴いていない方でイヤホンとかヘッドホンで聴いている方であればリケーブル用のケーブルが良いのかなと思います。

ケーブルについては業務では余り変更しません。変えると基準が変わって一定の評価が出来ないからです。その為、趣味ではスピーカーケーブルを変えて音質の変化をみたりしていました。一番わかりやすいのは線径が細いか太いかだと思います。線径が細いビニールコード線(例えばφ1mmくらい)と電源などに使われる少し線径が太い線(例えばφ3mm)くらいとキャブタイヤコード(例えばφ5mm)くらいをそれぞれ数メートル買ってスピーカーにつないで聴いて見ましょう。ケーブルは赤と黒とかの色違いを買ってプラスとマイナスをアンプとスピーカーとで間違えないように配線します。ケーブルはプラスとマイナスが2本セットになっている平行線タイプが最初は良いと思います。ばらばらだと配線がしにくいし撚ったりしないと取り扱いが悪いです。

間違えると逆相といってボーカルが目の前に定位しなくなりおかしな音になります。でも、一度わざと間違えて逆相の音を聞いておくといいと思います。間違えたままだと音がおかしくなって勿体ないです。

さあ、音出しです。

どうですか?細い線と太い線で音が変わって聞こえましたか?音が変わって面白いと思った方は良かったです!!色々取り寄せたりして線を変えてみたくなりますね。ケーブル沼の始まりですね。ふっふっふっ。(当方は責任を負いません)

音がそれほど変わらなかったとかでしたら別にそれでもいいと思います。他にお金をかけるところはいっぱいありますもんね!!もしくは再生系を変えてみるかです。再生系が良ければ良いほど変化が分かりやすくなる傾向があると思います。

さて、音が変わったと思った方。それでは何がケーブルの音質を変えたのでしょう?こっからが本題ですが本日はここまでにします。

By manotch

■自己紹介 manotch まのっち ■職業 以前、オーディオメーカーで回路設計と音質チューニングにたずさわってきました。専門はオーディオ用パワーアンプ、AVアンプ、デジタルアンプ、スイッチング電源など。現在もエンジニアとして仕事をしています。