前回は実際にスピーカーのケーブルを変更して音にどのような変化が出るか聴いて見ました。確かにケーブルによる差はありそうです。オカルトという方が多いですが何か理屈があるような気がします。それからケーブルの音の差が分かるのは誰でもある程度できることではないかと思います。いつも気にして聴いていると耳が鍛えられて良くなるような気がします。それだけのポテンシャルを人間の耳は持っているのではないかと思います。さて、前回ケーブルの何が音質を決めるのか?part3最終回という事で終わりにしようかと思いましたがベルデンさん以外のケーブルも1本くらい聴いて見ようという事でカナレさんの4S8を購入してみることにしました。ここで気が付いたのはケーブルの被覆に施すメッキによっても音が変わるのではないか?という件です。そのため、追加でpart4ということになりました。
結論から言うとベルデンさんのケーブルよりカナレさんの4S8の方が好みの音でした。
ケーブルの何が音質を決めるのか?の現行版の図ですがこれに導体へのメッキの項目がいるかもしれませんね。
また、カナレさんのケーブルは4芯ということで追記事項の図も2芯以外に4芯、8芯というような芯数の項目も必要かもしれません。シンプルなのに奥が深いと言いましたが複雑で奥が深いものだったようです。いやーわからないことが多いです。(汗)
さて、音質の方ですが音の好みをどう表現するかなのですがベルデンさんのケーブルは割とドライな感じに聞こえるという事でした。ドライは明快で飾り気がないようなニュアンスですが後は質感がちょっともう一つのように思います。情報量もあってちゃんと聞こえているのですがカナレ4S8と比較するとやっぱり気になります。カナレ4S8は情報量もあって耳触りの良い感じがあります。ただ、全部が良いかというとそうでもなくて音がカラッと前に出てこない分おとなしくて勢いという点ではベルデンの方が良い感じがしました。この辺は好みという事になりますね。ただ、今回の比較でまだまだケーブルの音質を決めるのは別の要素も大いにあるという事が分かりました。ベルデンのケーブルとカナレのケーブルの音の差はメッキだけではなくその他の要素、例えば2芯と4芯の違いやケーブルの素材などがあり得ると思います。ケーブルはやっぱり面白いですね。
今日はここまでにします。