総集編公開しました!まとめ読みできます。こちら⇒https://audiocolumn.com/earphone_ie300/1582/
こんにちは!manotchです。前回sennheiser ie300のレビューを行いましたがie100proも良いところはあるのですがie300も出来がいいですねー。聞かせどころというか買いたくなる音つくりがされているんですよね。今回はその音つくりはどこからされているか?など考察したいと思います。
前々から気になっていたのですが以前スピーカーを自作した時ですが箱の大きさを変えてみると低音の出方や全体の音の出方まで変わるんですよね。箱が大きいとゆったり鳴る感じでおおらかですが箱が小さいとゆったりではないですが低音の持ちあがり方が変わってきて面白いです。スピーカーユニットにはそれに適した箱のサイズがあるようです。自作用のスピーカーユニットだと推奨の箱容積が書いてある場合がありますね。
所でそれをイヤホンのハウジングに当てはめてみるとどうでしょう。同じような気がしてきました。イヤホンのドライバーの振動板がスピーカーユニットでいう所の振動板に相当してイヤホンのハウジングがスピーカーの箱に相当する感じです。
イヤホンの方は耳に入れないといけないでしょうからある程度は小型にする必要があると思います。ie100proとie300ですがie300のほうが低音は出ると思いますが予想に反してie100proよりハウジングが小型のようです。ノギスで色々測定したら1mmくらいでしょうか。小さいです。これくらいのサイズですと本当に数十ミクロン単位でサイズを検討したんだろうなと思います。
ie300の方ですがドライバーの振動板がどうやら7mmサイズのようです。ie100proは10mmということですのでこれがハウジングのサイズの大きさに関係していると思いました。振動板サイズが小さいほうが一般的にハウジングサイズが小さくても良いように思います。しかし低音が出るのは何ででしょうね。分かりませんでした。低音の再生限界周波数は振動板の重さやエッジの弾性が関係していたと思いますのでその辺のチューニングの差かもしれません。
スピーカーと違って再生周波数の低い方はバッフルのようなものがありませんので小さくても再生できる可能性があります。この辺はイヤホンなので違うかもしれません。スピーカーは自作向けの書籍がありますがイヤホンはちょっと見かけたことがありません。
それから材質ですがie100proとie300はプラスチックと思いますが手で触った感触ですがie100proのほうが少し柔らかく強度が低い感じがしました。この辺は故意なのか分かりません。筐体の厚みを減らす方が重量が軽くなるからです。一方ie300は硬度が高くしっかりした作りです。一般的にしっかりした筐体のほうが低音が出るし全体的な音もしっかり出るのでこの辺が差になっているかもしれないと思いました。
材質ですがハウジングを爪ではじいて音を聴いて見ます。材質の強度もありますが後は鳴った時の付帯音も音質に聴いてくると思います。スピーカーでいう所の箱鳴りです。箱鳴りは一概に悪いわけではなくそれを含めた音作りになると思います。ie100proもie300もプラスチック筐体だと思いますがie100のほうがコツコツというやや低めの音でie300はカツカツという締まった音がします。その辺が音の味付けに効いているのではないかと思いました。
今日はここまでにします。