こんにちは、manotchです。8月にかなとこ雲を写真に撮って以来、雲ハンターになっています。 面白い雲を発見するとパチリ。
この写真の雲もかなとこ雲っぽいです。(なりかけ?)実際は気が付かないだけで、意外と身近にあるものなのかもしれませんね。
■有線LANハブの所で音が悪くなる
【WiiMではじめるネットワークオーディオ入門8.】
さて本題に戻りますが、PCとWiiMの両方に有線LANを接続するためハブを追加したのですが音は悪くなるようです。 LANハブから輻射ノイズの影響が出ているのかもと思ってスペアナで見てみましたがWiiM本体ほど出ていません。そうなると消去法で電源かLANケーブル経由でノイズが伝播するのでしょうか。動画を撮ってみました。
WiiM Pro本体から出る輻射ノイズほど大きくありません。前回の投稿で電源のノイズをオシロで確認しましたので電源ラインの影響かもしれないです。リニア電源に置き換えることにしたのですが比較すると嫌な感じの音が減るようです。
うーん、ハブの影響って思ったより大きいかもしれません。しかし、PCで音を聴くときは手でLANケーブルを差し替えないと聞けません。これでは手軽ではなくなっちゃいますね。
■LANハブ3つの問題点
【WiiMではじめるネットワークオーディオ入門9. 】
WiiMの接続に携帯とLANハブを追記しました。 今まではLANはPC接続のみ(直結)でしたのでLANハブは経由していませんでした。皆さんはどのような使い方をしているんでしょうね。
ここまでですが、LANハブの電源とWiiMProの電源という2点を産業用のリニア電源に置き換えています。それから純正の光デジタルケーブルをCOAXIALケーブルに変更しています。これくらいの対策でもトータルで当初より良くなってきてると思います。
スイッチングするところでノイズが出るのでどうしても耳障りな所が出てくるようです。これはリニアに変更すると改善する傾向があります。他の方法としてはスイッチング電源にノイズフィルターを入れることでも効果が期待できます。今回は試していませんがFX-AUDIO社の電源フィルターは簡単に追加できるので試してみると面白いと思います。以前記事にしましたので興味のある方はご覧くださいね、
【WiiMではじめるネットワークオーディオ入門10. 】
やっぱり気になるLANハブ。もはや恒例ですが分解してみてみましょう。
汎用品で安価なのでオーディオに配慮しているわけではなさそうです。 まぁそりゃそうですよね。
ここは音質が良く出来る余地がありそうです。
どこにでもある一般的なものです。
蓋を開けて見てみます。
LANの5ポートドライバICとLANポートと信号ラインを絶縁するためのトランス(写真の黒くて長い部品)から構成されているようです。ICの仕様書を見ると3.3~5Vで動作するようです。
気の付いた点
1.2ポート今使っていないので無い方が良さそう
Xの情報によるとLANハブの使っていない開口にLANターミネーターというオーディオアクセサリーをはめると音質が改善するようです。開口がオープンだとノイズが飛ぶかもしれませんので効果があるかもです。個人的には末端でターミネートするよりIC直近の回路内で殺してしまう方が良さそうに思いました。ノイズの出るパターンを引き回すとロクな事が無いので。ただ、基板内のパターンをいじる必要があるのでここは見送りです。後、LANターミネーターを付けるにも購入すると2万とか高いです。(しかし、アクセサリー類って高いですねぇ・・・)
2.電源のコンデンサが付いていない箇所あり (コストダウン?)
基板の電源周りを見てみます。
写真の右側にある黒い部品はDC接続のジャックでICとの間が電源回路のようです。一か所大きい電解コンデンサと数か所チップコンデンサが実装されていません。コストダウンの為でしょうか。無くても動作する部品であれば省いている可能性があります。ノイズの規格などは通ってしまえば良いですもんね。適当な容量のコンデンサを入れることで音質が良くなる可能性があります。時間があれば試してみたいと思います。この辺は割と簡単ですし。
3.ACアダプターが安価っぽい(本体含め2千円程度)
本体の価格を考えると五百円以下といったところでしょうか。電源波形は・・・確認していませんがあまり期待できないでしょうね。以前、このくらいのサイズのACアダプターで電源波形を見ましたがノイズもリップルも大きかった記憶があります。
以前、アナログアンプで聴いていたら頭が痛くなりました。(苦笑)ここも産業用リニア電源がもう一台あるので置き換えておきましょう。
■ネットワークスイッチを使ってみる
【WiiMではじめるネットワークオーディオ入門11. 】
安価なLANハブの代わりにネットワークスイッチなるものを見つけたので購入してみました。機械式のスイッチでLAN出力を切り替えます。シンプルでスイッチング電源が要らない所が良いですね。ノイズ嫌いな方には良いかも。 中身を見た感じ高周波的にはNGな設計でした。それでも動作はしているようです(汗)
箱です。2PORTの単純に機械的なプッシュスイッチでAとBのLANケーブルの接続先を切り替えるというものです。
接続ですが、INとOUTが2つあります。手動でLANのAとBをつなぎ変えるのが面倒な場合はこういったスイッチでも良いかも。
音的には刺激音が出なくなり良いのですが何か妙な感じの音です。高周波的にはインピーダンス整合が全然取れていなさそうなのでお勧めは出来ないですね。という訳でボツ。ただ、面白い製品です。
見た感じは安価な割に中々カッコいいです。金属ケースなので質感も思ったより良いです。
配線ですが、片面基板でオーディオ帯域で使うようなパターンです。LANだと数百MHzくらいでしょうからきちんとインピーダンスを合わせておきたいところです。LANだとノイズ対策の為、2本の並走した差動線路のパターンになりそうですがメカニカルスイッチの所でインピーダンスを合わせながら配線するのは難しいと思います。コンセプトは面白いし、シンプルですので良いものが出来たら売れるかもしれません。
今日はここまでにします。最後までお読みいただきありがとうございました。
久しぶりに絵を投稿。もう秋ですねー。
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