こんにちは、manotchです。ネットワークオーディオの音質改善に取り組んでいるわけですが専門用語が多すぎて良く分からないとおっしゃる方も多いと思います。
■ネットワークを勉強する
これからご紹介する内容は書籍やネット情報を参考にしていますが間違っている部分があるかもしれませんのでおかしな点などあればご指摘くださいね。書籍に関してはこちらを参考にしました。

非常に初歩から教えてくれます。良著だと思います。ちなみに3分間では分かりません。一つのセンテンスが3分という感じ。読み物としても面白いです。

同じ著者で基礎講座の続編といった内容です。ネットワーク基礎講座の次に読むと良いと思います。ルーターやハブ、スイッチなどの知識を深めたい方にお勧めです。
■ルーターの役割とは?
AIさんの説明を参考にすると次のようです。
『ルーターの主な役割は、ネットワーク間でデータを適切に転送することです。簡単に言えば、インターネットと家庭やオフィスのネットワークをつなぎ、各デバイスに正しく通信できるように調整する役割を持っています』
インターネットのデータなどをどこに送信するかなどの司令塔と言って良いと思います。ここでオーディオと関係のあるのは2.のネットワークの分割で『特定のデバイス同士だけが通信できる』になると思います。後で説明します。
ルーターの主な機能:
- データのルーティング(経路制御)
- ルーターは、送信元から送信先へデータを最適な経路で届けます。
- 例えば、スマートフォンでウェブサイトを開くと、ルーターはその通信をインターネットに送り、ウェブサイトのデータを受け取ってスマートフォンに届けます。
- ネットワークの分割(VLANとの関係)
- VLANを設定することで、ネットワークを論理的に分け、セキュリティを向上させたり、特定のデバイス同士だけが通信できるようにできます。
- 例えば、企業ネットワークでは、管理者用・従業員用・ゲスト用などに分けることができます。
- IPアドレスの管理(DHCP機能)
- ルーターは各デバイスにIPアドレスを割り当て、ネットワーク内で識別できるようにします。
- DHCP機能を使うことで、手動で設定しなくてもデバイスが自動で適切なアドレスを取得できます。
- ファイアウォールとセキュリティ管理
- ルーターは外部からの不要なアクセスをブロックし、ネットワークを安全に保ちます。
- Wi-Fiの管理
- 無線ルーターの場合、Wi-FiのSSID(ネットワーク名)を設定し、接続可能なデバイスを管理できます。
■二重ルーターとは?
『二重ルーター』ですがAIさんの説明を参考にすると次のようです。
『二重ルーターとは、1つのネットワークに2台以上のルーターが設置されている状態を指します』
下図をご覧ください。自分の家の場合ではルーターが最初から2台ある状態でした。ソフトバンク光に加入したときに導入してもらったと記憶しています。リビングのRT-500MIがルーターでもう一台がソフトバンク光BBユニットになります。その為、既に二重ルーターになっているご家庭も多いかもしれません。

ルーターは必ず1台経由していると思いますので二重ルーターになっていない場合は1台追加で購入する必要があると思います。
それと、ルーターもネットワークオーディオの一部ですからDACの音質とかPCの音質と同列で考える必要があるのではないかと思うようになりました。0と1の信号を処理する点では変わらないですもんね。以前の記事ではデジタルオーディオでも音質が変わる事例を実測や録音による音の変化で記事にしました。
ルーターに関してはどはまり中なので今回の記事では3台新たに購入(結局4台)して音質を確認することにしました。
実際に聴いて見ましたがルーターによっても音質は変わるようです。エントリークラスからミドルクラスのルーターの中身を比較して音質との関係を考察することにします。
こちらは某オーディオ雑誌の記事で紹介されていたバッファロー製ルーターです。

中身はこんな感じです。DACやPCも分解して記事にしたことがありますが基本的にチップセット、レイアウト、パターンなどを見ていきます。これらの出来で総合特性が決まり音質が左右されると思います。

オーディオ用のルーターは開発機種も少なく、まだこれからの製品だと思います。今後の製品化に期待したい所ですね。製品の出来に加え、二重ルーターやVLANといった技術を組み合わせることで効果的に音質を向上させることが期待できそうです。
■VLANの役割とは?
AIさんの説明を参考にすると次のようです。
VLAN(Virtual LAN、仮想LAN)は、物理的なネットワークに縛られることなく、論理的にデバイスをグループ化する技術です。
ここで音質に関係しそうな点で言うと2.のトラフィックの最適化で『不要な通信を排除する』という箇所になりそうです。不要な通信=ノイズが多い通信と考えられます。
例えばオーディオ関係のネットワークとテレビ、ゲームといったネットワークを仮想LANという技術で分離する事でオーディオの通信からテレビ、ゲームといった不要な通信を排除するというようなイメージです。
VLANの役割
- ネットワークセグメンテーション:
- 複数の物理ネットワークをまとめたり、1つのネットワークを分割したりすることで、効率的なデータ管理が可能になります。
- トラフィックの最適化:
- 必要なトラフィックだけが特定のVLAN内を流れるようになり、不要な通信を排除します。
- セキュリティの向上:
- データが各VLAN内で隔離され、外部への漏洩リスクを最小限にします。

Youtuberが推していたNETGEAR社のLANスイッチです。業務用の定番だそうですが病院でも見かけたことがあります。推奨していたのはゲーミング用でしたが廃版になっていたので別のモデルを購入してみました。
TP-LINKのハブを壊してしまったのでその置き替えです。単に交換しただけですが低音がしっかり出るようになり音場に広がりが出るようになったと思います。
予想以上に良かったので2台購入。こんなんでも変わるんですねぇ。勉強になりました。

このLANスイッチはVLANも専用のソフトウエアで設定できるという事で後で紹介したいと思います。

中身はこんな感じ。左がTP-LINK、右がNETGEARです。

TP-LINKのハブは実験している内に壊してしまったので黒いプラスチックケースの部品の蓋を分解してみました。

中身はこんな感じ。驚いたのはトランス(4個ドーナツのような形状の部品)が手巻きっぽいことです。固定も手で載せて接着している感じです。
うーん、電気特性が干渉してばらつきそうですがどうなんでしょうね。やってみると分かるんですがトランスのような磁性体部品が干渉すると妙ちくりんな特性になります。音もなんか変になった記憶があります。速度が落ちるとか見た目のスペックに現れるようなものでは無いでしょうけどこの辺音に影響がありそうです。
今日はここまでにします。最後までお読みいただきありがとうございました。
ブログランキングに参加しました。面白いと思ったらぽちっと応援してくださいね。

にほんブログ村