こんにちは、manotchです。オーディオ界隈の皆さん、ネットワークオーディオ楽しんでますか?
最近はWiiMのようなネットワークストリーマーが次々リリースされているようですので面白いですねー。上を見るとキリがないんですが(苦笑)
■WiiMの音質対策
さて、本編もpart4まで来ましたのでこの辺で音質対策をまとめておきたいと思います。はい、こちら!
【WiiMではじめるネットワークオーディオ入門17. 一旦まとめ】
〇ポイント
■WiiMProはLAN⇒デジタルトランスポートで真価を発揮する
RCA出力(内蔵DAC)も聴いて見ましたが、私の場合外付け出来るDACが既にありましたのでWiiMからFiiO K9AKMに接続して聴くことにしました。やはり、ネットワークストリーマーはネットワークストリーマー、DACはDAC・・・というようにそれぞれ専用機に任せた方が最も良さそうに思いました。しかし、これは一度聴いてしまうと戻れないですね。
次点でいいなと思ったのはWiiMはアンプが内蔵されていないのでRCAライン出力をヘッドホンアンプに繋いで聴くというものです。手持ちの真空管ヘッドホンアンプと組み合わせて聴くとミニマムでお手軽なオーディオとなりました。WiiMではじめるネットワークオーディオ入門的にはマッチしていると思います。
■電源強化は効果あり(低ノイズ化、供給能力up)
WiiMの音質改善については、ネットを検索すると色々あるので参考になると思います。一番出てくるのは電源強化でした。実際にやって見ましたが確かに効果はあると思いました。
■LANハブにバッテリーを使用してみる
【WiiMではじめるネットワークオーディオ入門12.】
LANハブのチップセットの仕様書を見ると3.3~5Vくらいで動作しそうでしたのでバッテリー動作の実験をしてみました。消費電流は実測180mA程度です。 LANハブのバッテリー動作は澄んだ音で音数も多く、自然で好きな音色です。
バッテリー良いですねー。ベールが一枚剥がれたような感があります。ただし、電池が切れるのが嫌で結局リニア電源に戻しました。(でもリファレンスとして時々聴いています。)
後は超ローノイズレギュレーターを使ってみる・・・なんていうのも面白そうです。これは探して試してみようと思います。安価にできるので実験してみるのも良いかも。(ぽちっ)
ストロベリーリナックス社のLT3045モジュールです。Amazonでも似たようなモジュールが販売されてますが取説が親切ですし、比較的安価なので興味がある方はここから購入する方が良さそうに思います。
【WiiMではじめるネットワークオーディオ入門13.】
ちょっと脱線。パワーアンプをつなげてスピーカーでも聴けるようにしました。モニターで聴くには便利。 写真は手持ちの300B真空管パワーアンプですが大きくて重い。
音色は良いですがコンパクトさが売りのWiiMにはマッチしないかもしれませんね。
【WiiMではじめるネットワークオーディオ入門14.】
LANハブの電源強化をしてみます。写真の所はDC入力の所ですが電解コンデンサが付いていなかったので手持ちの470uFを付けてみました。 音は落ち着いた感じになりました。しばらく聴いて見ようと思います。こんなんでも変わるんですねぇ。ハブの電源って重要なのかもしれません。
問題の箇所ですが・・・。電解コンデンサがついていないです。要らなかったので省いたかも。
写真の様にコンデンサを取り付けました。音は一長一短ですね。暫く聴いて見てみようと思います。・・・が、元に戻すような気がします。
■お楽しみ。分解コーナー!!
【WiiMではじめるネットワークオーディオ入門15.】
さて、ここまで来たら分解しておこうかなー。どうやって開けるのかな?
『WiiMProさん』禁則事項です。
『manotch』ん?ここからネジが見えるけど・・・ネジを外して・・・アレ?裏ブタが外れないぞ!
くっ、やるなWiiMPro。今日はここまでにしておいてやるぜ!
ダメでしたー。ギブアップ。誰か分解方法知っていたら教えてください。
・・・すると、親切なフォロワーさんがWiiMの分解動画を紹介してくれました。ありがとうございます!
しかし、四隅のネジがあったので外したのですがまだ何かで蓋が引っかかるようで外せませんでした。蓋が爪で引っかかるように見える部分があります。
吸盤を買ってやって見ましたが力が弱くて外せません。結局、精密ドライバーを差し込んでラジペンと合わせて強引に取りました。↓こんな感じです。傷がついてしまった。分解は自己責任ですよー。
結構勘合がしっかりしていました。WiiMAMPの動画も見ましたが同じような構造のようですね。
■部品レイアウトが良く配線もキレイ
【WiiMではじめるネットワークオーディオ入門16.】
WiiMの分解動画を参考にして分解してみました。動画はメイン基板をひっくり返した様子です。 基板設計ですがレイアウト、流れ方など自然で奇麗な配線だと思いました。音の良さにも表れると思います。
基板をつなぐフラットケーブルですが、ぐるっと銀色のシールドテープ?で巻いてありますね。輻射ノイズ対策でしょうか。
基板のパターンの写真も気の付いた点を載せておきます。
裏ブタを開けたところです。面白いのは右の方にある厚い鉄板?ですが単なる重りのようです。
部品レイアウトですが奇麗ですね。詰めすぎもせず、無駄な広がりもなくという感じです。
部品配置は入念に検討したようです。自分で実装密度が高いチップ部品の基板を書いたときは十ミクロン単位で部品位置を調整した時もありますが、この辺は殆ど自己満足かも。回路は分かりませんが流れが読める感じです。
見た感じ、なんだこりゃ?というパターンは無いように思います。うーん、良く出来ている。勉強になりました。
こちらがメインのチップセットでしょうか。亀の子のような段積の基板構成です。
USB5V電源の回路ですが、ノイズ対策やパスコンなどは無いようです。フィルタも何も無さそうです。これを見る限りUSB電源の質で音質は変わりやすいでしょうね。
そういえば蓋を外したままの方で音を聴いて見ましたが外した方が音がゆるく開放的になる感じです。どういう原理なんでしょうね。そういう訳で名残惜しいですが元に戻すことにします。いやー楽しかった。
■総括
最初の音出しから中々良かったので欲が出てあれこれやりましたが、何と言ってもいい所は簡単な接続でサブスクを手軽に良い音で楽しめるところでしょうか。余り高音質、高解像度で聴かせてやろう!という感じではないのですが、癖のない軽やかな感じで長時間音楽を聴いていても楽しいです。
最初の接続は下記です。
そして、アレコレ試した結果は下記です。主にリニア電源化ですが低音の出方が良くなり、力強い感じになりました。良い買い物をしました。買って良かったと思います!
今日はここまでにします。最後までお読みいただきありがとうございました。
WiiM Proの上位モデルです。電源を強化してきたようですね。
最近リリースされた最上位モデル。くっ、一度聴いて見たい・・・。
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