こんにちは、manotchです。上流電源編ですが記事を書くのに時間がかかっています。理由はこちら!
■当ブログ名物、オーディオ擬人化
『manotch』バッテリー買ったしそろそろ擬人化しておこうかな。バッテリーちゃん、何か決め台詞考えておいてね。
『バッテリーちゃん』君のハートにイナズマショート!(爆発)
『manotch』怖いわ!(笑)

擬人化の記事の時は擬人化の出来が重要なのです。うまく描けたかではなく、気に入ったキャラクターや世界観が描けたかどうかなのです。
アレ?オーディオの記事より時間がかかっていない!?
ところで、最近購入した2つの鉛バッテリーですが、結構重くて大きい。そして音はというと静寂感があって低音がどっしりした感じ。その影響か結構太目ちゃんのキャラクターに。耳から12Vバッテリーがぶら下がっていて指からは稲妻放出というデザイン。能力者かこれは。放出系か、はたまたロギア系※か?!むぅ、その設定面白いな。使える!
※『放出系』、『ロギア系』で検索してね!

※瞳を見てください。+と-になっています。しかし、なんかピンとこない。うーん、うーん。
■上流電源の接続をまとめてみる
そうこうしている内に正気に戻りました。オーディオ系ブログに戻りましょう。
あれこれ変えていると分からなくなるので現在の接続を図にしておきます。
上流の鉛バッテリー電源化ですが、場所を結構とる事とリニア電源並みに重いのは弱点と言えそうです。 低ノイズな上流用電源をどこかのメーカーさんがリリースしてくれるといいなぁ(ボソッ)

ルーター、LANスイッチ、ネットワークストリーマーなどの平均消費電流は0.21A~0.34Aということでそこまで大きくはないのでバッテリー電源が使える状況になってきます。
ルーターとLANスイッチは両方12Vなので12Vバッテリー1個でそれぞれに分配して給電しても動作します。実験した感じはバッテリーは2個使って独立でそれぞれの機器に給電した方が良さそうに思いました。共通の電源にすると少し音の出が悪いというか違和感があったので。
その代償ですが個別に充電するので更に手間がかかることに。オーディオ愛があればいけるんでしょうか(苦笑)

5Ahと9Ahの2つがありますが0.35Aとして満充電で14時間と25時間持つ計算ですが半分としても7時間と12.5時間くらい使えそうです。これなら大丈夫そうかな。
■バッテリー電源の可能性
ここでバッテリー電源の良さの一つ、インピーダンスが非常に小さいところを提示しておきたいと思います。インピーダンスが小さいほど電流の供給能力が高いと考えればよいと思います。音に余裕が出て鳴りっぷりが良くなるイメージです。
鉛バッテリーの文献を参考に大体こんな感じというのをグラフにしました。はい、こちら!

全体的にインピーダンスが小さく優秀な感じですが面白いのは1KHzから20KHzのインピーダンスが急上昇しているのと1HZ以下のDC領域でも上昇がある所です。 どのような電源にするかヒントがありそうです。バッテリーって化学反応なので20KHzのように周波数が高くなるとインピーダンスがどうなるか疑問があったのですがこれなら良さそうです。でも1KHz以降の急上昇はちょっと気になりますね。
更にDCに近い領域から20KHz以上まで低インピーダンスにしたかったらコンデンサバンクのようなインピーダンスを下げる回路を入れる手もありますが、何かしら付けた部品のキャラクターが出るのでとりあえずシンプルに何も付けずに実験してみようと思います。
■電源に必要なギアを揃えよう
上流に使うバッテリー電源はシンプルなんですが、いくつか必要なものがありますのでメモっておきます。まずはDCコネクターと電源ケーブル類。自作するか市販のものを使っていきましょう。

バッテリーやルーター間の電源接続に使います。このタイプは片側がDCコネクタのオスかメスが選べます。反対側はむき出しの線になっていてこちらはバッテリーの端子などにコネクタを介して接続します。

バッテリー側の端子には写真のような平型端子を取り付けます。カシメ工具を使っても良いですが無い場合はラジペンなどで絞めてハンダ付けしておきましょう。ケーブルが抜けてどこかとショートすると怖いです。

ハンダで音が変わることがあるそうですが写真は著名なケスター44というハンダです。音は他と聴き比べたわけではないのですがさっと溶けやすくて光沢がキラキラで綺麗です。ハンダ付けしていても気分が良いですね。最近はこれでハンダ付けしています。

忘れちゃいけないのがヒューズです。鉛バッテリーの検討では必ず2~3A程度でもいいので入れておきます。不測の事故によるショートが怖いです。ヒューズは結構抵抗がありますがそんなこと言ってられません。万一ショートして溶断しても交換すればOKです。何事も安全が第一。

バッテリーの充電器は12Vで0.75Aの下記を使用しました。定格の0.75Aというのは最大で0.75Aのようです。

■バッテリー充電方法を考える
一番シンプルなのはバッテリーが無くなってきたら、ルーターやLANスイッチの電源から外してバッテリー充電器を接続する方法です。これはこれで良いんじゃないでしょうか。もし興味のある方がいたらこの方法をお勧めしておきます。
しかし、端子の抜き差しは面倒です。何かうまい方法無いかなーという事で下記の回路をベースに繋ぎっぱなしでも充電出来て、且つバッテリー電源のように動作する方法を実験してみます。

これを実現した一例が下の写真です。

購入したバッテリー充電器ですが、定電流で充電するタイプで満充電後はパルス充電といって1KHzくらいの少し高いリップルが乗った電圧を時折印可する事で満充電を保つようです。逆接防止や加熱、過電流といったプロテクションが一通り付いていますのでひとまずは安心です。
しかし、パルス状の電圧がかかるので上の図でいうところ、バッテリーを経由してオーディオ機器に悪影響が出る可能性があると思いました。そこでノイズフィルターを入れてパルス状の電圧を少し落としてみます。オシロで確認するとフィルター後は150mV程度のなだらかなリップルのようです。これくらいなら動作的に問題なさそうです。この辺は自己責任ですね。
今日はここまでにします。最後までお読みいただきありがとうございました。

以前記事にしたpart1~part9までの総括はこちらからご覧いただけます。
【後日談】その後、電源強化のお話再開。2週目part10~part18までになります。主にPCオーディオ電源強化編です。かなり突っ込んだ話になっていますがPCの電源強化もやりがいありますよー。
【後日談】その後の顛末として、電源強化3周目、超ローノイズ電源編を総集編として記事にしました。全部読み出来ます!
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