こんにちは!manotchです。前回はケーブルの音質に与えるエージング効果ということで応力によるストレスとアンペールの法則による線材にかかる力という事について書きました。他にもあるんじゃないかという事でpart2です。
所でケーブルを強制的に短時間でエージングする装置があるという事で聴かせてもらいました。空気録音ということでエージング前後で音質がどう変わるかをチェックするようです。短時間といっても数時間はかかるそうですがそれでも何百時間と掛かるよりだいぶリーズナブルですね。
音質はまろやかな感じでした。何というか少し優しい感じの鳴り方で音の出方が変わった感じです。最初は何をやっているかわからなかったのでどうしたらこういう変化をするのだろうと思いました。
短時間でエージングするのと長時間でエージングするのは少し原理が違うかもしれませんが効果があるようです。
エージングを掛けると音質が変化しそうなところというと後ははんだ付けの個所が考えられます。はんだ付けは300℃といった高温がかかりますしその後温度が下がることではんだが収縮しますので熱応力がかかります。はんだは途中で固まるので金属の部分と界面で熱応力がかかったままになりそうです。その後は長時間で少しづつ応力が小さくなるように思いますがどれくらいかかるかわからないです。
はんだ付けは音質と関係があっていいはんだ付けをすると音は良いです。温度が適切で印加する時間も適当である必要があります。そのためこの部分での音質は変化する可能性があると思います。熱圧着という方法もあってこちらは筐体の導体と線材の導体を700℃とかはんだ付けより高熱で熱圧着します。こちらははんだを使用しないのではんだの音うんぬんは無いのですが熱応力ははんだ付けに比べて桁違いかなと思います。この辺ははんだ付けと熱圧着で音質に差が出るのかケーブルを作成する方に聴いて見たいですね。
エージングについて調査した感じですがエージングに否定的な方も多いようでした。記事にも書きましたがエージングして音質が変化しやすいケーブルと音質が変化しにくいケーブルとあると思います。そのためいろいろな説が出てくるんだと思いました。
ケーブルのエージングで音質が変化することはゼロではないと思います。それが耳に聞こえる程度か聞こえないかの違いがあって聞こえなければそれでいいんじゃないかと思います。オカルトじゃないの?という話も良くあるのですがオーディオは理論があるがそれが解明されていないだけではないかと思っています。
でもエージングしたケーブルは自分にとって一本だけのケーブルですよね。音質の変化が楽しめる方は幸せだと思います。
今日はここまでにします。