前回はsennheiser HD660Sのケーブルをアンバランスとバランス接続で聴いて見たり、その後はKORGの真空管ヘッドホンアンプでアンプってから聴いて見たりしました。HD660Sのインピーダンスは150Ωなので高い電圧をかけられるパワーの出るアンプで鳴らして見たいです。
HD660S徹底レビューを記事にまとめました!⇒ https://audiocolumn.com/ua2/1688/
KORGの真空管ヘッドホンアンプは出力段がオペアンプで音質に配慮したMUSE01が乗っているのですがオペアンプの流せる電流も限界がありますし、このヘッドホンアンプは3Vの電池駆動なのでかけられる電圧ももう少し欲しい所です。今回はsennheiser HD660Sのレビューpart3になりますがHD660Sを何とか強力にドライブして鳴らし切ってみよう!という企画です。結論から言うとドライブ力の高いアンプで鳴らすとHD660Sの真価が見えてきて、あーこういう力強い低音の躍動感が出るんだなーとかボーカル、ギター、ベースなどの音の太い鳴り方とかアンプ次第でHD660Sの良さがまだまだ引き出せる!という感じでした。オーディオは面白いです。
さて、ほかにヘッドホンアンプなかったかなーという事でヘッドホンアンプは後はオーディオテクニカのヘッドホンアンプがあるのですがあちらもオペアンプ駆動なのでそこまでパワーは出ないかな?という事で他の物を探して見ました。はい!これです!!harman kardonさんのカーオーディオアンプのCA215です。こちらはカーオーディオなので電源は12Vが必要です。しかしながらパワーは12W+12Wと格段にパワーが上がります。出力電圧もとれそうです。これは期待できるかもしれません。しかしトラブルとパワーがありすぎて壊れるかもしれませんね。うーん、でもこれは聴いて見たいぞ。ごくり・・・。
以前カーオーディオをやっていた時の名残で持っていましたが、その時は2A3真空管アンプをDC12V→AC100Vに昇圧して車に乗せて聴いていたので出番がありませんでした。車載で真空管アンプですからマニアというか変態ですね。(汗)何かカーオーディオの半導体アンプでも鳴らして見ようと思っていたんですけど。そして久々に出番が来ました。すぐ聴いて見ようとも思いましたがやっぱり中身を見たいですよね!はい、中身はこちら!
電解コンデンサですが電源周りは紫色のコンデンサ、緑色のコンデンサ、信号系は青色のコンデンサと3種類使い分けているようです。音質への配慮でしょうか。他の部品も含めてすべてディスクリートのアンプになっています。抵抗も1/4Wの大きいもので以前は良く使われていたのですがこれくらいのサイズの方が音的にはしっかりしていた記憶があります。最近の部品はチップ部品が多いのですが音的には細身になる感じだったかなーです。・・・なので小型化も必要かもしれませんが一長一短あると思います。
一点、気を付けないといけないのはREMOTE端子が左側にあるのですがこれが+12Vに接続されるとアンプがオンになる仕様です。忘れると音が出ません。
電源の12Vですがいいものがないな・・・という事でとりあえずamazonさんで12V6AのACDC電源を購入することにしました。比較的安価で1700円程度のものです。これが1700円でできるってすごいと思います。
こっ、これは??
サーというノイズが結構気になりますね。これは何でかなー。回路定数的なものでしょうか。それでもボリュームを上げていくと・・・音が出ました!!おーー。なんか力強いです。ベースやドラムの低音が重心がぐっと下がって力強い躍動感が出てきました。ボーカルやギターなども音が太い感じで鳴りっぷりがいいです。これはいいですねー。HD555は開放型のヘッドホンのためか低音があまり出ません。しかし、このアンプに変えたところぐっと腰の据わった感じの低音が出てきます。HD555でもこういう低音が出るんだなー。面白いです!それからHD555は音楽の楽器の鳴り方が乗りが良くて楽しいです。
しかし、やっぱりサーというノイズは気になりますね。面白い題材なので何とかしたいです。おっと本日はHD660Sの音までレビューできませんでした。HD660Sは購入したばかりなので壊したくはないですがHD555は無事鳴りましたので多分大丈夫でしょう。多分・・・。
本日はここまでにします。最後までお読みいただきありがとうございます。
HD660S徹底レビューを記事にまとめました!⇒ https://audiocolumn.com/ua2/1688/