KA3徹底レビュー総集編をこちらに記事にしました。まとめて読めます!https://audiocolumn.com/earphone_ie100/1616/
今回レビューするのはFiiO KA3 USB DACです。FiiOさんは良く名前が出るメーカーなので気になっていました。今は携帯でウォーキングしながら音楽を聴いたりすることが多いのでShanling UA2に続いて購入することにしました。後はDACが変わると音質も変わるのかなぁーという楽しみもありました。
メーカーによる音質の違い、デザイン、ケースが異なったり接続コネクタが変わったりと面白いです。気が付いたところは時折記事の中で書いていきたいと思います。
音楽の聴き方は写真のようになります。iphoneの場合は別途lighitningケーブルからUSBに変換できるケーブルを購入する必要があります。ただ、ケーブルの選択肢は殆どなくFiiO FIO-LT-LT1を購入しています。今amazonさんを見ると¥3,180でした。結構高いです。andoroidやPCの場合は付属するUSBケーブルで接続できます。
出力のコネクタは3.5mmシングルと4.4mmバランス接続が出来ますのでまず、3.5mmシングルに接続して聴いて見ることにします。聴き方はいつも聞いている曲を数分くらいずつ冒頭の個所を聴いて何曲かをザーッと確認してみます。人間の耳ですがファーストインプレッションは割と音質の差を聴き分けやすいかなと思っています。変化する部分に敏感なんでしょうね。後は気に入った曲とか聴きこんでみることにしています。
FiiO KA3を聴いた感じですが音の出方が柔らかくてふわっと出るような感じが良いと思いました。弾力があるというのでしょうか。良く言うと聴き疲れしない、悪く言うとちょっと物足りないです。
ただ、どちらかというと音楽はリラックスして聴きたいときに聴くという感じなので寝ながら聴くときはUA2よりKA3の方が良いかなと思いました。
SHANLINGのUA2はプラスチック筐体と思いますが質感はやはり金属製のFiiO KA3の方が良いかなと思います。SHANLING UA2は音場が広く見晴らしがいい感じでSN感も良かったですがFiiO KA3は音場はそれほど良い感じではないのですが一つ一つの音の音色が良い雰囲気で聴かせるタイプに思いました。SN感もちょっと違う感じで静けさが出る方向性に思いました。その辺は筐体の材質の差なのかもしれません。経験上ですが金属製の重量や強度のある製品はSN感が良く低音の出方も良いことがありますね。
ファーストインプレッションはこんな感じですが、次にスペックを見ながら少し記事を書いていこうと思います。
電源 | USBバスパワー駆動 |
DACチップ | ES9038Q2M |
入力端子 | USB Type C |
出力端子 | 3.5mmシングルエンドヘッドホン出力/4.4mmバランスヘッドホン出力 |
推奨インピーダンス | 16〜300Ω |
アンバランス出力 | 120mW@16Ω 130mW@32Ω 14mW@300Ω 7mW@600Ω |
バランス出力 | 120mW@16Ω 240mW@32Ω 56mW@300Ω 28mW@600Ω |
周波数応答 | 20Hz〜50KHz(-1dB) |
S/N比 | ≥ 122dB(32 Ω A) |
ノイズフロア | 3.9uV/4.2uV(シングルエンド出力),4.4uV/4.3uV(バランス出力) |
対応サンプリングレート | 最高PCM768kHz/32bit,DSD512(Native)、DSD256(DoP) |
本体カラー | ブラック(ボディ:ブラック、上下端面:ゴールド) |
寸法 | 56.3mm x 20.2mm x 12mm |
重量 | 約17.5g |
付属品 | USB A to タイプCアダプター、USB タイプC to タイプCケーブル、クイックスタートガイド |
これを見て思ったのが300Ωと600Ω負荷の出力表記があることです。SHANLING UA2は32Ωまでだったかと思いますのでハイインピーダンスのヘッドホンなどの負荷でもドライブできるかもしれないという事です。これは興味深いです。
今日はここまでにします。