この度、フリーソフトの試用版『デジタルオーディオ音質チェッカーver0.1』を公開することにしました。
本ソフトはwindowsのPCオーディオをメインとしたデジタルオーディオ機器の再生系の音質に問題がないか?定量的に評価することができれば良いなというコンセプトで開発しました。本ソフトがオーディオ界隈の活性化や何かの気づきに繋がれば幸いです。
【ソフト起動画面】
・ソフト名称 デジタルオーディオ音質チェッカー
・ソフト種別 フリーソフト
・ダウンロード AudioSoundChecker ver0.1
・動作確認環境 windows10 .net6.0 visual studio2022
・インストール方法 ZIPファイルをダウンロードし解凍後、実行ファイルを適度なフォルダに置き、AudioSoundChecker.exeを起動して下さい。
・アンインストール方法 AudioSoundChecker.exeを削除して下さい。
・注意事項 本ソフトを使用したことによる問題や記事の内容について一切の責任を負いません。
・謝辞 本ソフトの開発にあたってXのフォロワー皆様方のご意見が参考になりました。感謝します。
・著作権 本ソフトの著作権はmanotchが保有します。
・ご要望 あれば嬉しいです。
・履歴 ver0.1 試用版公開 オーディオの謎に迫りたいなぁという趣旨で開発
★本ソフトの動作について
パソコンなどでオーディオ機器を接続し、音楽を楽しむという再生環境下ではCPUやメモリなどバックグラウンドで動作している処理(音楽再生や計算など)がデジタル回路から発生する高周波ノイズとなり、アナログ回路に影響を及ぼすことでオーディオの音質が悪化し、常に一定品質の音質で再生されない原因になると推測しています。
そこで本ソフトはわざとCPUやメモリをバックグラウンドで一定の動作をさせることでパソコンの負荷を高め、音質を悪化させる方向にし、音質の評価をし易くする狙いがあります。
この状態で可聴帯にノイズが聞こえたりすると再生系に何らかの問題がある可能性があると考えられます。また、ノイズが聞こえないにしてもなんとなく音が曇ったり、音場の見通しが悪くなったりという影響が出る場合も考えられます。そういった評価が出来たら良いなーというソフトです。
0と1しかないデジタルオーディオでは音は変わらないと言われていますが実際の所は音が変わって困るというのが実情です。CPUやメモリなど音質対策を行いパフォーマンスを改善することに本ソフトが利用できれば面白いと思います。
でも、まだまだ分からないことばかりです。オーディオは面白く奥が深いテーマだと思います。
皆様の情報をお待ちしております。
★使用方法
現在、3つの機能があります。
プルダウンメニューから負荷時間や負荷の重さが変更できます。毎回一定の負荷で処理をしますので再生系への音質への影響も一定になるのでは?と期待しています。
例えばCPUπ計算ボタンを押すとバックグラウンドでCPU負荷が一定時間高くなります。(作者環境では10~20%負荷上昇)その時の音質への影響を聴いてみてください。ノイズが出たり音質が悪化した場合はCPU関係を見直す点があるかもしれません。
その他、メモリ増加(512MB程度)、データ保存(512MB~1GB程度)などのバックグラウンド処理を行っています。データ保存ではインストールしたフォルダにバイナリファイルを生成します。作者の環境では一つの処理は数秒から数十秒程度で終わりました。処理中はビジーとなりボタン操作を受け付けなくなります。暫くお待ちください。windowsからCtrl+Alt+DeleteでタスクマネジャーからCPU、メモリなどの負荷を確認しながら試聴すると分かりやすいでしょう。
★音質への影響について
音質への影響が確認できた⇒再生環境に何か問題がある。もしくは再生環境のレベルが高く音質差が判断出来た。耳が良い・・・などが考えられます。
音質への影響が確認できなかった⇒上記の反対になります。特に何か対策する必要はなく良かったとも言えます。
CPU負荷率などを100%に近くするなどしても良かったのですが別の問題(発熱など)が出ることも考え、あまりにも高い負荷処理は今回は見送ることにしました。なので、音質への影響は限定的で大きくないかもしれません。
■デジタルオーディオの音質を悪化させる要因
一例ですがこちらのXの投稿を聴いて見てください。
開発のきっかけとなったCPUの高周波ノイズが可聴帯に聞こえる例です。ビービーとか、ジージーとかいった嫌な無機音がしますね。わざとノイズが聞こえるよう接続を悪い状態にして録音しています。
デジタルオーディオの難しさはどうやらCPUやメモリ、はたまたLANといったデジタル回路から発生するノイズが音質に悪影響を及ぼしていそうということが分かってきました。これは酷い例ですが、もしかしたら皆さんも経験があるかもしれませんね。デジタルオーディオ機器を接続したら良く分からないけど、ジージーといった無機ノイズが聞こえると言った事例です。これはやばい。
■ノイズが出やすい環境にして聴いて見る
どなたでも、デジタル回路から発生するノイズってこういうものか!という事が分かるような検証方法です。程度問題ですのでノイズは分かりやすかったり分かりにくかったりで環境によって異なると思いますが一例ですが方法をあげておきます。
デジタルオーディオ機器のアンプにRCA入力がある場合に使えます。
RCAケーブルをつないで左右どちらかの配線を外してオープンにします。アンプ入力のRCAピンの先端のとんがった部分に信号が流れますのでそこを手で触れてみます。片チャンネルからビーっと大きなノイズが聞こえるでしょうか?人間の体はPCなどのノイズを拾うアンテナのような機能があります。拾ったノイズが指先まで伝わりそれがRCAの入力に触れる事でノイズになって聞こえるようです。
アンプのボリュームを適度に調整してください。その状態でウインドウをわざと拡大縮小したり、本ソフトを立ち上げたり、ボタンを押すなどして異音が出ないか聴いて見てください。如何でしょうか。起動する時や処理中など様々な異音が聞こえませんか?アレコレ試してみましょう。これは深い。
デジタルオーディオの沼へようこそ。
『ノンマル=コモンさん』高周波ノイズの擬人化です。完全になくすことは難しく不滅の存在です。
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