FiiOさんは良く名前が出るメーカーなので気になっていました。今は携帯でウォーキングしながら音楽を聴いたりすることが多いのでShanling UA2に続いて購入することにしました。結論から言うと柔らかくふわっと出る音で聴き疲れもしないしケースもマグネシウム合金で感触がいいし所有欲も満たせるしでいいですねー。

メーカーによる音質の違い、デザイン、ケースが異なったり接続コネクタが変わったりと面白いです。DACが変わると音質も変わるのかなぁーという楽しみもありました。

気が付いたところは時折記事の中で書いていきたいと思います。

開梱!!FiiOさんのケースは小さくてコンパクトにまとまっています。きらきら光るラインがあったり印刷にこだわってますね。取説は英語と中国語表記しかありません。まぁ、特になくても音は聞こえるので良いのですが。※ちなみにShanling UA2のケースは更にコンパクトです。

■どうやって音を聴くの?

音楽の聴き方は写真のようになります。iphoneの場合は別途lighitningケーブルからUSBに変換できるケーブルを購入する必要があります。ただ、ケーブルの選択肢は殆どなくFiiO FIO-LT-LT1を購入しています。今amazonさんを見ると¥3,180でした。結構高いです。andoroidやPCの場合は付属するUSBケーブルで接続できます。

フィーオ Lightning端子搭載ポータブルデバイスに対応したOTGケーブル FiiO FIO-LT-LT1
左側がFiiO KA3で右側がSHANLING UA2です。
フィーオ
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出力のコネクタは3.5mmシングルと4.4mmバランス接続が出来ますのでまず、3.5mmシングルに接続して聴いて見ることにします。聴き方はいつも聞いている曲を数分くらいずつ冒頭の個所を聴いて何曲かをザーッと確認してみます。人間の耳ですがファーストインプレッションは割と音質の差を聴き分けやすいかなと思っています。変化する部分に敏感なんでしょうね。後は気に入った曲とか聴きこんでみることにしています。

■音のファーストインプレッションは?

FiiO KA3を聴いた感じですが音の出方が柔らかくてふわっと出るような感じが良いと思いました。弾力があるというのでしょうか。良く言うと聴き疲れしない、悪く言うとちょっと物足りないです。
ただ、どちらかというと音楽はリラックスして聴きたいときに聴くという感じなので寝ながら聴くときはUA2よりKA3の方が良いかなと思いました。

中々の質感です。アルミニウム合金とマグネシウム合金のようです。黒塗装部がマグネシウムのようです。マグネシウムは高価で加工もしにくいと思いますが良くできています。

SHANLINGのUA2はプラスチック筐体と思いますが質感はやはり金属製のFiiO KA3の方が良いかなと思います。SHANLING UA2は音場が広く見晴らしがいい感じでSN感も良かったですがFiiO KA3は音場はそれほど良い感じではないのですが一つ一つの音の音色が良い雰囲気で聴かせるタイプに思いました。SN感もちょっと違う感じで静けさが出る方向性に思いました。その辺は筐体の材質の差なのかもしれません。経験上ですが金属製の重量や強度のある製品はSN感が良く低音の出方も良いことがありますね。

ファーストインプレッションはこんな感じですが、次にスペックを見ながら少し記事を書いていこうと思います。

■スペックを見てみる

電源USBバスパワー駆動
DACチップES9038Q2M
入力端子USB Type C
出力端子3.5mmシングルエンドヘッドホン出力/4.4mmバランスヘッドホン出力
推奨インピーダンス16〜300Ω
アンバランス出力120mW@16Ω
130mW@32Ω
14mW@300Ω
7mW@600Ω
バランス出力120mW@16Ω
240mW@32Ω
56mW@300Ω
28mW@600Ω
周波数応答20Hz〜50KHz(-1dB)
S/N比≥ 122dB(32 Ω A)
ノイズフロア3.9uV/4.2uV(シングルエンド出力),4.4uV/4.3uV(バランス出力)
対応サンプリングレート最高PCM768kHz/32bit,DSD512(Native)、DSD256(DoP)
本体カラーブラック(ボディ:ブラック、上下端面:ゴールド)
寸法56.3mm x 20.2mm x 12mm
重量約17.5g
付属品USB A to タイプCアダプター、USB タイプC to タイプCケーブル、クイックスタートガイド
出典 FiiO さんホームページ https://www.fiio.jp/products/ka3/

これを見て思ったのが300Ωと600Ω負荷の出力表記があることです。SHANLING UA2は32Ωまでだったかと思いますのでハイインピーダンスのヘッドホンなどの負荷でもドライブできるかもしれないという事です。これは興味深いです。

■アンバランス接続とバランス接続について考察してみる

次にアンバランス接続とバランス接続の出力についてから考察していきます。バランス接続すると出力が2倍になるとか記事を見かけたのですが理論上は4倍になるのでこれは誤解なんですが、ただ理論通りに4倍にするのは中々難しいです。

式でいうとPOWER=V^2/RでPOWERが出力、Vが電圧、Rがイヤホンなどのインピーダンスになるのですがバランス接続ではVが見かけ上2倍になるのでRのインピーダンスが一定だとするとPOWERは4倍という事になります。

FiiO KA3 USB DAC ケースのフィンがありますが放熱効果がありそうです。手に持つとひんやりしますので。どっちかというとデザインから採用したかもしれません。

電源が強力で回路のインピーダンスが低くてもドライブできるだけの出力回路やパターン設計が必要なので費用が掛かることになります。ここまでこだわるかなんですがハイエンド機なら出来るかもしれませんがローエンドは難しいかもしれません。どこにどれだけ費用をかけるかはエンジニアの腕の見せ所ですね。

FiiO KA3のアンバランス出力とバランス出力を見ていくと16Ωではアンバランス120mWでバランス120mWで同じですね。4倍になっていません。低いインピーダンスでは出力を上げるのが上記事情により難しいかもしれません。32Ωではアンバランス130mWでバランス240mWで約2倍です。この辺からバランス接続で出力アップの恩恵がありそうです。

300Ωになるとアンバランス14mWに対してバランス56mWと理論通り4倍になっています。インピーダンスが高いと電流が少なくなるので理論通りになりやすいと思います。600Ωも7mWに対して28mWなので理論通りですね。理論通りだから音質がいいという訳ではありませんがイヤホンやヘッドホンを聴いているとあぁ、これはイヤホンを十分ドライブ出来ているなとかヘッドホンはいまいちだなとか思うときがありますので目安にはなると思います。ただ、KA3のスペックを見ているとバランス接続の32Ωあたりが出力が240mWと最大になるので最も良さそうな条件に思います。600Ωとなるとバランスでも28mWなのでそもそも出力が不足して十分ドライブできるのかなと思いました。

■イヤホンやヘッドホンの対応能力は?

スペック表記はメーカーの思想や設計に関する情報も含まれていると思いますので面白いです。FiiOさんのスペック表記は知りたいことが書かれていて好感が持てますね。スペックは下記です。まず、推奨インピーダンスが16~300Ωとありますがこれで大体皆さんの自分の持っているイヤホンやヘッドホンのインピーダンスを調べて鳴らせるか確認できます。私のイヤホンですとsennheiser ie100proが20Ω、ie300が16Ωなので推奨範囲内です。sennheiserのヘッドホンHD555は50Ωなのでこれも良さそうです。iphoneの純正イヤホンが23Ωだったかと思いますのでイヤホン系は大体鳴らせそうです。また、600Ωといった所まで出力表記があるのはカタログ表記なので保証するわけではないかもしれませんが参考になると思います。

周波数応答は20~50KHzとありハイレゾ再生でも良さそうですが周波数応答の上限が50KHzでもよいのかとかどれくらいあればよいかは私は良くわかっていません。この辺は何か実験してみたいと思っています。ただ、appleのlightnig DACとSHANLING UA2でオシロスコープをモニタしながら正弦波を再生した感じでは19KHzくらいまでしか再生出来ていなかったです。これでいいのかなー。この辺の理由は分かっていません。appleのiphoneの仕様かもしれません。

50KHz(-1dB)表記も親切だと思います。-1dBだとスペックが厳しい感じで-3dBだと少しゆるくて周波数応答も50KHz以上に書けると思います。まぁこの辺のスペックは音質との因果関係が試したことが無いので今の所そこまで気にしていません。機会があったら試したいと思います。

バランス接続は手軽に音質向上を狙えると思いますので最近のUSB DACとかでは良く採用されていますがスペック上も聴感上もLRのセパレーションがいいので良いと思います。

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■インナーイヤホンsennheiser 100proとヘッドホンsennheiser HD555、HD660Sで試聴する

さて、FiiO KA3でイヤホンやヘッドホンをどこまでドライブできそうか?ですね。私がドライブ能力について気にするのは携帯やローコストモデルではなかなか難しい点だと思うからで供給される電源電圧が低いとか回路構成に十分なお金をかけられないとか音的に最初のボトルネックになりやすいなぁと思うからです。据え置き型や比較的ミドルクラスのオーディオ機器を所有している方は電源も強化されているでしょうし回路もある程度おごっていると思いますのである程度のドライブ能力を持っているのではないかと思います。その為、この辺はそこまで気にしなくてもいいかもしれません。簡単に言うと鳴りっぷりが良いかどうかです。

イヤホンとヘッドホンではインピーダンスも若干異なりますしハイインピーダンスもドライブできるのか?というのはありますね。

特にバランス接続は出力電力を上げてイヤホンやヘッドホンのドライブ能力を上げる方法としてはメリットがあるのではないかと思います。元々は電源電圧が3Vとか12Vとか高く取れないようなアンプにメリットのある方式でした。据え置きのようなピュアオーディオでは回路構成が2倍のデバイスが必要なので機器が高価(例えば2倍の価格)になりやすいデメリットがありました。でも、チップセットが出てきてコストも下がってきたのでしょうね。中国のオーディオメーカーも積極的に採用している方式ですし普及に一役買っているのでしょう。

FiiO KA3とPCをUSBで接続してデスクトップオーディオを構成してみました。イヤホンはsennheiser ie100pro(インピーダンス20Ω)です。

■インピーダンスについて

FiiO KA3はインピーダンスの推奨範囲があり16~300Ωとなっていましたのでie100proはインピーダンス20Ωというのは推奨範囲です。推奨範囲といっても色々あってあまり狭く書いてしまうと適用するイヤホンやヘッドホンが限られてしまうので広く書いておこうか?という事もあると思います。スペックを見ると300Ω位まで良さそうなので150Ωとかはそれに対してマージンがあるので大丈夫そうです。

ie100proのように16Ωあたりのイヤホンは多いと思います。聴いた感じですがドライブ不足は感じませんでした。良く鳴ってくれると思います。USB DACはイヤホンか低いインピーダンスのヘッドホンがメインターゲットなのかなと思います。低音とかはドライブ力が顕著に出るところで低い周波数で歪み率が急に悪く鳴ったり左右の歪のバランスが変わったりとするのでこの辺おかしい場合は人間の耳でもあれ?鳴っていないな、おかしいな?・・・と分かるのではないかと思います。

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次に聴いて見たのはsennheiser HD555 インピーダンスは50Ωです。

インピーダンスは50Ωという事ですがこれも思ったより良く鳴ってくれるという感じです。鳴りの良さに関してはフォロワーさんからもご指摘頂いたのですが音圧的には十分そうです。ただ、ヘッドホンというのはインピーダンスは50Ωでも別の問題があって振動板がイヤホンに比べて格段に重いと思いますので単純にドライブ能力が足りているとはこれだけでは言いにくいのかなと思います。振動板が重いのはやっかいな事で例えばイヤホンの面積の何十倍も大きくて重い振動板を動かすのはイヤホンとはだいぶ状況が異なってきます。ヘッドホンは音量を上げていくとどうしてもそういうイメージになります。今の所ですが。良いアンプがあればいいのでしょうね。そうなるとドライブ能力も余裕が欲しくなってきます。例えていうなら車のエンジンのようなイメージで同じ100馬力でもエンジンが500CCと2000CCというのでは加速の感覚や快適さや余裕などがだいぶ異なるような感じで考えていただければよいのではないかと思います。

■ヘッドホンで試聴する

FiiO KA3ですが最後はsennheiser HD660S のインピーダンス150Ωのヘッドホンで試聴してみます。ヘッドホンでもハイインピーダンスになるかもしれませんが150ΩであればFiiO KA3でも鳴らせそうな範囲です。

こちらはsennheiser HD660S インピーダンス150Ωです。鳴らせるかな?

sennheiser HD660Sでの試聴ですがバランス接続した状態で、これも思ったより鳴るなと思いました。以前ボリュームを上げていった時の『リニアリティーを聴く』というお話をしましたが音の基本的な出方がくずれず再生している感じがしました。しかしながら大音量にするともうちょっと鳴るのでは?と感じました。この辺はしょうがないのかなぁー。物理的に出力も足りていなさそうなので仕方がないと思いました。そういう訳で聴いている途中で気が付いたのですがヘッドホンで鳴らすときは音量が小さければ鳴りについてはそれなりに鳴るので使えそうという結論です。これは嬉しい誤算でした。

HD660Sのような小音量でも音楽のニュアンスを失わず鳴らしてくれるような実力を持ったヘッドホンであれば小音量で聴くことも全然ありで使えると思います。HD660Sは開放型なので音が駄々洩れですので小音量で聴くしかないような家の事情があるばあいはこのような聴き方もありかと思います。(例:今の私の家)

しかし、据え置きのDAC、アンプがあれば鳴りそうです。この辺は予算との兼ね合いになるのでしょうね。オーディオ沼は深い・・・。

ゼンハイザー(Sennheiser)
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■FiiO KA3でデスクトップオーディオしてみる!

FiiO KA3を使ってデスクトップオーディオを組んでみました。携帯のオーディオとは違う面白さがありました。PCからストリーミングで簡単にいい音を楽しめるいい時代が来たものです。オーディオは楽しみ方が無限にありますね。

これはフォロワーさんから教えていただいたSPINFIT W1というイヤーピースをsennheiser 100proに付けています。

音質を確認するときは基本的にはあるリファレンスを設定してそれに対しこの部分を取り換えると音質がこのように変わった・・・という聴き方をするのですが趣味のオーディオだと色々考えたことをあーでもない、こーでもないと試したり実験したりで脱線が多いのですが思わぬ発見もあって面白いです。業務だとそういう遊びは余りやらないですもんね。特に壊したり改造したり、はたまた量産性がないこと・・・とか出来ないです。そういうところが面白いのにね。(苦笑)

元々は携帯(iphone)の音質が悪すぎるのでは?と思ったことから始まったのですがこれはもう訂正するしかないです。使い方やオーディオ機器を組み合わせることで音質も格段に良くなり楽しめる感じになってきました。

確かにレコードやカセットテープ、CDと来て今はストリーミングで音楽を聴く時代が来たのですが音質やオーディオ機器は確実に進化していると思いました。レコードやカセットテープ、CDもそれぞれの良さがあると思います。その為、ストリーミングや今のデジタル機器はオーディオの進化の幅や楽しみ方の幅が広がったという感じです。

携帯とFiiO KA3を接続して音楽を聴く時の構成です。iphoneの場合はlighitning to usb接続ケーブルが必要です。

さて、FiiO KA3 USB DACを使ってデスクトップオーディオを組む方法ですがノートPCからUSB-USBケーブルを使用してFiiO KA3に接続し、KA3の3.5mm出力をsennheiser 100proに接続して聴いて見ます。
ノートPCの方で聴くと携帯よりぐっと低音に安定感があってスケール感も良い感じです。ノートPCは携帯に比べると電源のバッテリーが大きかったり、ACの供給があったりとその辺は電源に余裕があるからかもしれません。ただ、全体的に少しざらついたような耳障りがあります。これはPCの電源ケーブルを外すと改善しました。でもこれは少し気になります。携帯の方が音質的には全体的にきれいでこじんまりとしていますがこちらの方が今の所好みです。まあ、この辺は今後あれこれやっていくと変わると思います。

『追記』

その後、高音のざらついた感じですがPCの設定の方に問題があったようでサンプリング周波数設定を最大にするとかAmazon musicの排他制御をオンにするなど試したところ良くなりました。

これはFiiO KA3 USB DACの出力を300B真空管アンプに接続し、スピーカー、KEF IQ30に接続して聴いています。

こちらはKA3の出力が真空管アンプで入力インピーダンスは100KΩとドライブ力がなくても済むのでKA3としては余裕だと思います。その為、真空管アンプで聴いた感じでは最初の時点から結構いい感じで鳴ってくれました。話は脱線しますがこの真空管アンプ、故障していたので修理して直したのですが修理屋さんに聞いたところ4~8万掛かると聞いたので修理してみようかと思い、オシロやテスターを使って直したのですが結局600円くらいで直りました。良かった良かった。浮いたお金で何買おうかなー。(何か間違っている)

おまけ

このFiiO KA3に付属しているUSBケーブルですがSHANLING UA2に付属しているUSBケーブルに交換すると音質が変わるというか音量自体も変わって聞こえることに気が付きました。なんで?時間があったらオシロなどで波形を見てみたいと思います。

今まで分かった沼です。気が付いたら足していきます。

イヤーピース沼

ケーブル沼

ドングルダック沼

デスクトップオーディオ沼

■Fiio KA3 USB DACをどう使っていくか?

さて、最後のお題はFiio KA3 USB DACをどうやって使いこなしていくか?です。そしてオーディオ機器の組み合わせの法則はあるのか?になります。例えば柔らかい音質のUSB DACと柔らかい音質のイヤホンを組み合わせると更に柔らかくなるのか?とかです。それともそういうことはなく法則性は無いのか?という事になります。結論から言うと法則性はあるかもしれない。です。ただ、これはまだ一概にこうとは言えないと思います。分かったことはたまたま聴いたイヤホンが例えば高音がきついとか気に入らない点があったとしてもすぐにイヤホンがダメという結論にするのは早計ではないかという事でした。

FiiO KA3 US DACをSHANLING UA2と一緒に立ててみました。殆ど同じ高さですがKA3の方が横に大きいです。UA2はデザインと携帯性重視、KA3は放熱性重視で性能面に振ったデザインかと思います。

組み合わせはとても面白いものでこれとこれを組み合わせたらどういう音質になるのだろうという予想や予想通りにならなかったりとかあって、自分なりの好みの音を探す楽しみがあります。

組み合わせは例えばUSB DACを2種類、イヤホンを2種類用意すれば4通りはあることになります。

そしてバランス接続かアンバランス接続か?とかイヤーピースを純正とサードパーティー製かとか組み合わせていくと何通りにもなりますね。では、今回試して見た求める音質への実験を紹介したいと思います。

最初に聴いたのは携帯の出力をSHANLING UA2を接続しイヤホンのsennheiser ie100proとの組み合わせです。こちらがリファレンスの組み合わせでした。音質は明快で音が聞き取りやすく音場の見晴らしがよいというものでした。また、聴感上のSN感が良いという特徴がありました。

それに対し、FiiO KA3は音質がUA2に比べるとふわっと音が出る感じで柔らかい感触が良い感じに変わりました。音場は見晴らしがよい感じではないですがひとつづつの音が特長を持って良く聞かせるというように思いました。どちらも音質の傾向が少し異なるのですがそれぞれの良さがあると思いました。今回はKA3の方をどう組み合わせたらよいかという事でie100proをie300に変更してみました。ie300はウォーム系の中音域がきれいで魅力的な感じと楽器の音が鳴っているという雰囲気が良く出るイヤホンだとおもいます。またie300は低音もぐっと低いところから良く鳴ります。FiiO KA3との組み合わせはこれは思った通りですがウォーム系でリッチな鳴り方に聞こえます。ところがウォーム系のイヤホンとウォーム系のUSB DACだからでしょうか、パンチがないような物足りなさも感じました。良く言うと耳触りが良い、悪く言うと物足りないです。でも、これは一長一短で寝るときの寝ホンには良さそうです。

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結構長いレビューしていると読んでいて疲れると思いましたのでマスコットキャラクターでも作ろうかという事で命名しました。『おとねさん』です。
頭から生えている物体は毛です。毛が音符の形に固まっています。もう少し萌え要素を追加しようと思いましたが描いているうちにからっとした性格になってきました。

脱線しましたが、その後ie100proにspin fit w1というイヤーピースを付けるとがらっと音質が変わってモニターライクな明快な音質が全体的に繊細で情報量が増加し柔らかい雰囲気も持つという意外な変化がありましたので現在はspin fit w1のイヤーピースに変更しています。ie300もspin fit w1を付けてみたのですがこちらは確かに繊細な感じはあるのですがどういう訳か低音が出なくなってしまいました。

spin fit w1というイヤーピースですが有名なようでした。使っているレビューをよく見ます。

■総括

という訳でFiiO KA3 USB DACですが組み合わせとしてはie100proと組み合わせしてイヤーピースをspinfit w1と組み合わせるというのが今の所の私のベストチョイスとしたいと思います。

おまけとしてはでは、shanling UA2はどういう組み合わせが良いかですがこれはSHANLING UA2と

sennheiser ie300とを組み合わせをベストチョイスとしたいと思います。こちらは音場の見晴らしがよく音楽が雰囲気良くなるie300とshanling UA2の明るく張りのある音とがマッチしているのとバランス接続時のぐっと低い低音域から力強く鳴るのが良い感じです。どちらの組み合わせでも好みで選べばよいと思いますがどちらでも買って損はないコスパの良い選択だと思います。FiiO KA3買って良かったと思います。

今日はここまでにします。最後までお読みいただきありがとうございました!

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By manotch

■自己紹介 manotch まのっち ■職業 以前、オーディオメーカーで回路設計と音質チューニングにたずさわってきました。専門はオーディオ用パワーアンプ、AVアンプ、デジタルアンプ、スイッチング電源など。現在もエンジニアとして仕事をしています。