こんにちは!manotchです。今度は真空管ヘッドホンアンプを経由してイヤホンに接続したらどうなるか?聴いて見ることにしました。

前回はapple lightning DACから直接Sennheiser ie100 proを繋いで聴いてみましたがドライブ力に関しては直接接続より上がりそうです。

組み合わせるといろいろな音色の変化を楽しめる。音質はどう変わるか?

リファレンスの機器や組み合わせは一定にしてその後接続を変えて変化がどうなるか聴いて見ます。音楽は自分の聴きなれたものにします。NUTUBE HA-Sはアナログボリュームでつまみを回すと音が大きくなるのですが『リニアリティー』を聴く場合はアナログボリュームがあっている感じです。ゆっくり音量を大きくしたり素早く大きくしたりしてみます。こうやって聴くとドライブ力のイメージが付きやすいです。

軽やかに音が出るなるようになった感じですね。音に余裕が出てきて躍動感が出てきました。前回はie100proはこういうのがモニター的というのかなという話をしましたがこちらの組み合わせでは随分とオーディオ的になったという感じです。

そうか、ie100proもポテンシャルを生かすには鳴らし方や機器の組み合わせも大事なんだなと気が付きました。それともie100proの再生能力が高いので実力が出てきたのかもしれません。こうなるといろいろ組み合わせてみたくなりますね。

他にヘッドホンアンプがあったかなぁ。オーディオテクニカの機器が眠っていたような。今度探してみることにしました。

ここで音に余裕が出てきた理由について考察してみます。多分、携帯からとれる電流は消費電流を抑えるために大きく取れないのではないかと思います。KORGの真空管ヘッドホンアンプはバッテリー駆動なので携帯からとは別にアンプを通じてイヤホンに電流を供給できるようになります。どれくらい余裕が出るかはわかりませんが後日実験できたらと思います。

青矢印がバッテリー経由の電源経路のイメージ。イヤホンを駆動する電流源がバッテリーに代わる。

恐らくですがapple lightning DACより真空管ヘッドホンアンプのほうがイヤホンの駆動力は上でしょうから音質に余裕が出てきたのかなと思います。

と、ここで気が付いたのですがケーブルですがapple lightning DACではなくヘッドホンアンプに接続できるようUGREENのlightning DACとケーブルに変えていました。そうか、純正とサードパーティーのケーブル差もあるかもしれませんね。

出力接続がオスとメスというように違うケーブルなのでちょっと差し替えて音質の差が見れません。そこは考慮していませんでしたが聴き比べできないのは仕方ないのでまあいいか。

今日はここまでにします。

By manotch

■自己紹介 manotch まのっち ■職業 以前、オーディオメーカーで回路設計と音質チューニングにたずさわってきました。専門はオーディオ用パワーアンプ、AVアンプ、デジタルアンプ、スイッチング電源など。現在もエンジニアとして仕事をしています。