今回は人気の高い記事のsennheiser ie300のレビューのまとめになります。実際に購入して視聴した音のインプレッション他、USB DACとの組み合わせやonso製のケーブルでリケーブルしてバランス接続で聴いたりと盛りだくさんでお話ししたいと思います。
ie300をie100proの購入後に購入することになるのですが結論から言うとie300良いですねー。ボーカルのはっとするような色気やぐっと低い所からでる低音の出方などこれは聞かせ所を持っているなぁー、流石の実力機だと思います。
sennheiser ie200のレビュー総集編もまとめ記事にしました!ie300と比較しながら音のレビューをしています。詳しくはこちら⇒https://audiocolumn.com/manga/1637/
目次
■購入までの経緯
さて、ie100proをオーディオ沼第一歩として次はどうするか?ie100proの時は視聴せずにamazonさんのレビューを見たり今までsennheiserを使用していたので良さそう!という事でポチリましたがie300ともなると価格も高くなりますしそうそう目をつぶって購入するわけにもいきません。コロナの影響もあって遠のいていましたがアメ横に寄ってeイヤホンさんの所で試聴してみることにしました。

アメ横自体がずっと足が遠のいていたのですがeイヤホンさんに行くのも初めてです。eイヤホンは店員さんに頼めば色々試聴しても構いませんという事でie100proの上位モデルを中心に聴いて見ました。コロナがあるので長居はしまいということでファーストインプレッションのみでいくつか面白そうなものも聴いてきました。
ie100proの上位モデルということではie100proのほかにie300,ie400,ie600というモデルが置いてありました。それ以外は見つかりませんでした。他の所に置いてあったのかな。
他にもヘッドホンもたくさん置いてありますねー。これはたまらない!

■音のファーストインプレッションは?
ie100proに比べてどうかという視点で聴いていきます。ie300は聴いていて高音の心地よさや聴いていて楽しい感じがしました。これは購入しても良いかなと思いました。次にie400ですがどうなるのかな・・・と思ったらこれは音がおかしいと思いました。何だろう?片方の音が位相がおかしい感じがしました。うーん壊れているのかな。何回か聴いて見ましたが違和感があります。そこで試聴はやめました。
それからie600ですがこれは音の出方がie300に比べると異質でレベルが違う感じがしました。どーんとくるような迫力がある感じです。でもそれだけではないような。この違いは何だろう・・・。という事でie600は今後のオーディオ沼が進捗したら検討したいと思いました。
時間がなかったので他のメーカーのイヤホンは余り聞けませんでしたが良く名前を聴くfinalのイヤホンを聴きました。こちらは音がきれいで自然な感じでした。これはこれでいいところが沢山あるイヤホンだと思いました。しかし、あれもこれも購入しているとまずそうです。残念ですがここで撤退しましょう!!
という訳で帰還しました。eイヤホンさんはいいですね。また行きたいです。(でもごめんなさい。購入即決できませんでした。)

その後、結局物欲に負けてamazonさんで購入することにしました。
レビューを見ていると音質なども評価が良く大丈夫そうです。それからほかに不具合などないか見てみましたが特になさそうでした。オーディオ界隈のレビューワーさんは色々聴いているみたいですので信じます!!

■購入後の音のインプレッション
それでは試聴した感じを書いていきたいと思います。他のイヤホンは余り聞いていないのですでに保有しているie100proとの比較になります。一応ie100proとie300のスペックを記載しておきます。目を引くのはie300は周波数帯域がie100proの20Hzに対して6Hzとかなり低い低域から出ているところです。この辺の低域の限界周波数は低音の出方に凄く影響が出るのでどのようになるでしょうか。それから感度が115dBから124dBへと9dBも上がっています。
| ie100pro | ie300 |
| インピーダンス20 Ω (Ohm) トランスデューサー原理dynamic 周波数帯域20 Hz – 18 kHz 感度115 dB (1 kHZ/ 1 Vrms) ジャックプラグ3.5 mm 接続ケーブルDetachable ケーブル長1.3 m 色Black, Clear, Red 全高調波歪(THD + N)< 0,1 % ( 1 kHz, 94 dB) | インピーダンス16Ω (Ohm) トランスデューサー原理dynamic 周波数帯域6Hz – 20kHz 感度124dB (1 kHZ/ 1 Vrms) ジャックプラグ3.5 mm 接続ケーブルDetachable ケーブル長1.25m 色Black 全高調波歪(THD + N)< 0,08 % ( 1 kHz, 94 dB) |
ie100proとの比較ですがこちらもまず遮音性が非常に良いと思いました。同じくらいでしょうか。これは最近のsennheiserの傾向なのかな?外部の音があまり聞こえないです。調べてみたらパッシブノイズキャンセリングというようです。sonyさんがやっているような外来のノイズを電気的に逆位相でキャンセルして遮音性を高めるというようなものではないようです。
遮音性が高いと音楽に没入できる代わりに外出した時に車の音に気が付かなかったり一長一短ですね。それから遮音性が高いと音質も良く感じます。一つ一つの音が聞こえやすくなり低音も出るようになります。その代わり耳の圧迫感が出たり解放感といったところはデメリットになりますね。
今、イヤホン方面に興味が行っているのは一つは最近はスピーカーで家で大きな音を出せなくなったのもあり外部に音が漏れにくいという事もありました。このie300は音漏れが小さいのでその辺は気にしなくて済みます。

ie100proに対してですが音質はだいぶ傾向が変わり音楽性の方に性能を振った感じがしました。聞こえ方がフラットではない感じです。非常に低い低音域から音が出るので低音の出方に迫力があります。これはie100proに比べてメリットだと思いました。それから女性のボーカルとか色気や可愛らしさが出るのでアニソンやj-popのボーカルものなどは楽しく聞けると思いました。ピアノや弦楽器も聴いて見ましたが鳴っている臨場感が良い感じです。高音の方はきらびやかというよりは聴いていて気持ちい心地よさがあります。その分解像度的なものは落ちる感じがしました。
ie100proの方が明瞭さや鳴りの良さがあると思いました。ie300も良いのですがそれぞれの主張があるようです。ie300はキャビネットが小さいためか音的にはこじんまりした感じがあります。その代わり装着感がie100proより良く感じます。つけている感じが凄く小さいです。
そういった訳で思ったのですが価格が高いからすべてが良いという訳ではないという事です。音の良しあしは個人差があって好き嫌いが大きいのではないかと思います。

ケーブルを外したところですがこちらもie100proと同じで特殊仕様らしいです。そのためリケーブルできる線種が限られるようです。ここはなんとかならないかなー。
■ie300の音つくりの秘密は?
ie100proも良いところはあるのですがie300も出来がいいですねー。聞かせどころというか買いたくなる音つくりがされているんですよね。その音つくりはどこからされているか?など考察したいと思います。

前々から気になっていたのですが以前スピーカーを自作した時ですが箱の大きさを変えてみると低音の出方や全体の音の出方まで変わるんですよね。箱が大きいとゆったり鳴る感じでおおらかですが箱が小さいとゆったりではないですが低音の持ちあがり方が変わってきて面白いです。スピーカーユニットにはそれに適した箱のサイズがあるようです。自作用のスピーカーユニットだと推奨の箱容積が書いてある場合がありますね。
所でそれをイヤホンのハウジングに当てはめてみるとどうでしょう。同じような気がしてきました。イヤホンのドライバーの振動板がスピーカーユニットでいう所の振動板に相当してイヤホンのハウジングがスピーカーの箱に相当する感じです。

イヤホンの方は耳に入れないといけないでしょうからある程度は小型にする必要があると思います。ie100proとie300ですがie300のほうが低音は出ると思いますが予想に反してie100proよりハウジングが小型のようです。ノギスで色々測定したら1mmくらいでしょうか。小さいです。これくらいのサイズですと本当に数十ミクロン単位でサイズを検討したんだろうなと思います。
ie300の方ですがドライバーの振動板がどうやら7mmサイズのようです。ie100proは10mmということですのでこれがハウジングのサイズの大きさに関係していると思いました。振動板サイズが小さいほうが一般的にハウジングサイズが小さくても良いように思います。しかし低音が出るのは何ででしょうね。分かりませんでした。低音の再生限界周波数は振動板の重さやエッジの弾性が関係していたと思いますのでその辺のチューニングの差かもしれません。
スピーカーと違って再生周波数の低い方はバッフルのようなものがありませんので小さくても再生できる可能性があります。この辺はイヤホンなので違うかもしれません。スピーカーは自作向けの書籍がありますがイヤホンはちょっと見かけたことがありません。
それから材質ですがie100proとie300はプラスチックと思いますが手で触った感触ですがie100proのほうが少し柔らかく強度が低い感じがしました。この辺は故意なのか分かりません。筐体の厚みを減らす方が重量が軽くなるからです。一方ie300は硬度が高くしっかりした作りです。一般的にしっかりした筐体のほうが低音が出るし全体的な音もしっかり出るのでこの辺が差になっているかもしれないと思いました。
材質ですがハウジングを爪ではじいて音を聴いて見ます。材質の強度もありますが後は鳴った時の付帯音も音質に聴いてくると思います。スピーカーでいう所の箱鳴りです。箱鳴りは一概に悪いわけではなくそれを含めた音作りになると思います。ie100proもie300もプラスチック筐体だと思いますがie100のほうがコツコツというやや低めの音でie300はカツカツという締まった音がします。その辺が音の味付けに効いているのではないかと思いました。
■ie300のギミックについて・・・高級感や質感は?
ここでie300の持っている所有欲を満たしてくれる質感やギミックについて考察していきます。ie300ともなると高級感や質感などこだわりが出てきて持っていてもちょっとした満足度がありますね。

ie100proのハウジングは黒などシンプルな質感ですがie300のハウジングはラメが入っていて少しキラキラした感じになっています。耳に入れるとすっぽりと収まって見栄えはいいと思います。それから純正ケーブルですがこちらはラメは入っていないですがグレーの光沢感のあるやや硬質なケーブルです。ie300のケーブルは少し硬いのと摩擦が大きいのが気になりました。何というか付けていると少しですがひっかかる感じがあるのです。その点、ie100proはさらさらしていて引っ掛かりは小さいです。そのためケーブルの出来としては私はie100proのほうが気に入っています。
ie300は後でお話ししようと思っていますがonso製のバランスケーブルに変更して聴いています。こちらはケーブルはさらさらしていて引っ掛かりもなく気に入っています。ただし、純正ケーブルのように耳にかけるフックの部分がぎゅっと曲がって耳にフィットするように折り曲げるギミックはありません。そのため普通に立って音楽を聴く場合は良いですが寝転んだりするとイヤホンケーブルが外れてしまいます。
それから気が付いたのですがケーブルコネクタがMMCXという規格という事で互換性はあるのではないかと思っていたのですが実際外してみると全然違うのでケーブルを交換して音質の差を楽しむことは出来なさそうでした。残念。・・・と思ったらオーディオ沼の方の話ではsennheiserの特殊MMCXから一般のMMCXに変換するコネクタが販売されているようです。これを使えばリケーブルはできそうです。希望が出てきました。

それからハウジングの作りですがie100proはハウジング中央からはめあいで接合しているようで接合の隙間があるのですがie300は接合の隙間が分からないほどきれいに接合されています。これは技術がいるのではないかと思います。(ただし分解しにくそうですが)仕上げの良さが高級感につながってくるのではないかと思いました。
そうなるとie600とか上級モデルも見てみたくなるのですがおっとっと危ない危ない。この辺にしておきましょう。上を見たらきりがありませんね。

ie100proのケーブルは高級感はないもののチープではなく適度な硬さ、しなやかさを持ち出来としては私はie300より良いと思っています。ie300でこのケーブルが使えればなぁ・・。
■ie300のリケーブルについて
それからギミックで忘れてはいけないのがリケーブルです。これをやってみたかったのがie300購入の動機の一つです。ケーブルを純正からバランス接続できるようにして音質の変化を確認してみることにしました。結論から言うとリケーブルしてよかったと思いました。ケーブルメーカーをamazonさんで探してレビューで良さそうだったのがonso 04 2.5(4極)-MMCX(L/R) バランス接続用イヤホンケーブル 2021モデルです。リケーブルだとなかなかお店では音質チェックできそうにないですね。コネクタ部が壊れてしまいそうです。

所でバランス接続するとどうなるんでしょう。まず、注意しないといけないのがコネクタの接続です。純正のケーブルを外さなければなりません。慎重になるべく垂直に引き抜きます。ぐにぐにやってると耐久性があまりなさそうなので壊れます。多分。
シングルエンド出力特性値
出力レベル:2V @ 32Ω (125mW@32Ω)
周波数特性:20Hz-50kHz (-0.5dB)
THD+N:0.0008% @ 32Ω (A特性 @ 0.5V)
ダイナミックレンジ:122dB @ 32Ω (A特性)
S/N 比:121dB @ 32Ω (A特性)
クロストーク:76dB @ 32Ω
出力インピーダンス:<0.8Ω
バランス出力特性値
出力レベル:2.5V @ 32Ω (195mW@32Ω)
周波数特性:20Hz-50kHz (-0.5dB)
THD+N:0.0008% @ 32Ω (A特性 @ 0.5V)
ダイナミックレンジ:120dB @ 32Ω (A特性)
S/N 比:116dB @ 32Ω (A特性)
クロストーク:109dB @ 32Ω
出力インピーダンス:<1.6Ω
バランス接続はオーディオアンプの場合はカーオーディオなどの電源電圧が12Vと制限されて出力が取れない場合に使う方式で昔からある技術ですが携帯の電源電圧も3.6V程度なのでパワーが欲しいときはいいのではないかと思います。音質的にもドライブ力が増した感じでリッチな音質になりました。ONSOのケーブルは着色が少ない感じでどこかが強調される感じもなく自然な音色です。
それから青字の所のクロストークを見て下さい。シングルエンド出力の76dBに対して109dBと33dBも小さくなっています。クロストークは左右の音の分離度で小さいほど良いです。クロストークが小さいと左の音に右の音が混ざらないので左もしくは右の音だけそれぞれがはっきり聞こえるようになります。例えばボーカルでLとRにも同時に同じ歌手が声を重ねて発生してもきれいに左右に分かれて聞こえるようになります。
いわゆる分離がいい音になります。聴いていて気持ちがいいですね。
所でデメリットは無いのでしょうか。これは難しいところですが左右にそれぞれ独立した回路が必要になるので2倍のコストがかかる可能性があります。
イヤホン向けの携帯アンプやDACでは元のコストが低ければそれほどのコスト転嫁がないのでしょう。据え置きのオーディオ装置ですと例えばモノラルアンプが2台は必要でバランス接続用の回路もいるのでかなりコストがかかりますね。
それから左右の増幅回路が非常によく特性が揃っていないと音が左右で違ってくるので違和感を感じるかもしれません。ケーブルも同じで特性が良くそろっていることが良い音で聴ける条件かなと思います。ONSOのケーブルは派手さはないですがバランス接続のメリットをうまく引き出しているように思いました。ただし、お値段が16,000円程度しますのでコストメリットを考えるとほかのイヤホンを買った方が良い場合もあると思います。私の場合はバランス接続の音質を確認したかったので購入しました。外出するときはこのケーブルで聴いています。

ONSOのケーブルですがie300の本体と同じくきらきらした加工が入っています。これは合うのではないかと思います。着脱もしっかりしている感じでまずは一安心です。耐久性はまだ分かりません。引き続き使用感はレポートしていきたいと思います。
主要メーカー別
■ie300の使いこなしはどうする?
ie300を今後どうやって使いこなしていくか?考えてみたいと思います。そうそう、忘れていました。注意しなければならないのはie300のMMCX規格のコネクターが特殊であるため一般的なコネクターでは入らないという事です。購入するときはie300で接続できることをよく確認する必要があります。

ie300を購入する方はどういう使いこなしが良いのか考えてみました。ie300は最初の方に話した通りハウジングが小さくて軽量な設計なのでフィット感が良くつけている感じが余りありません。長時間聴いていても疲れないのが特長です。
また、小さくてあまり目立たないので散歩などに適しているかと思います。ジョギングするなら純正ケーブルの方が耳周りのフックがあって固定できるので良いと思います。
どこかでワイヤレスのイヤホンについても話そうと思っていますが私が聞いたイヤホン中ではやはり有線イヤホンの方が音質が優れているように思います。ワイヤレスの利便性は有用でこれも使い分けることもありかなと思いますけどね。ワイヤレスの取り回しが気に入っている方はie100proにワイヤレス接続できるケーブルがあるのでそういった使い方をする方がよさそうに思います。この辺はまだ試したことがありません。機会があれば別途お話ししたいと思います。
■総括
ie300自体の音質はie100proに比べて音色自体が柔らかく出方もまろやかな感じがして音楽性が高くなっていると思います。そのため音楽を聴くメイン機としても良いかと思いました。デスクトップPCで聴くのも全然ありだと思います。ぜひともドングルタイプのDACを接続して聴いてほしいと思います。1ランク上の音質が楽しめると思います。ただし、ほかのイヤホンを聴いているわけではないので比較できないのですがie100proに比べると明瞭さや鳴りの良さは落ちるかと思いました。この辺はハウジングの小ささが効いているのでしょうか。リケーブルすることでその辺は改善されて一つ一つの音も良く聞こえるようになりました。良く単体のイヤホンを聴いてこの音は良いとか悪いとか判断してしまいがちですがイヤホンから出てくる音は再生機の音やケーブルの音が加味された総合的な音質になると思いますので聴いて見て満足できなかったらケーブルや再生機、例えばDACやDAPなどの組み合わせを変えてみるのも手かなと思います。それで最初とは違った結果になることもあるのでオーディオは面白いです。その辺が使いこなしで音色を楽しめると良いかなと思います。
ie300ですが最初にe-イヤホンさんで聴いたファーストインプレッションのみで購入することになりましたが安定した実力を持つイヤホンではないかと思います。買って良かったと思います。
おまけ

ie300の純正ケーブルを外したところです。純正ケーブルは耳周りにかけられるようフックが付いていて折り曲げて耳の形に合わせて固定することが出来ます。ie100proもie300も同様にフックがありますがie300の方がケーブルが固めでしっかりした感じです。ただ、少し引っかかる感じがあり余り気に入っていません。ie100proの方が引っ掛かる感じがなく気に入っています。ie300でリケーブルで使用したonsoのケーブルは引っ掛かりもないのでその辺は気に入っています。
主要メーカー別リケーブル候補
5万円以内の予算で、IE200およびIE300に適合する主要なリケーブル候補を、ブランドごとに詳細に分析してみましたので参考にしてくださいね。04シリーズは所有していますが、ナチュラルでIE200の良さをそのまま引き出すような良さがあるように思います。※最近はIE200もロープライスでバーゲンする時があるのでケーブルの方が高いという説もありますが・・・。でもいいケーブルなので持っていて損はない一本だと思います。
onso(ひさご電材):実用性と音響バランスの追求
onsoブランドを展開するひさご電材は、国内自社工場での生産を背景に、極めて精度の高いケーブルを供給しているそうです。特に「04シリーズ」は、ゼンハイザーIEシリーズとの適合性において最も信頼される選択肢の一つと考えられます。メーカーが対応を謳っていますからね。
onso 04シリーズ (iect_04)
「04シリーズ」は、導体に6N(純度99.9999%以上)の高純度銅と銀メッキ4N銅を組み合わせたハイブリッド仕様を採用 。この組み合わせにより、銅特有の厚みのある低域と、銀メッキによる華やかで開放感のある高域を両立させているとの事。
- iect_04_bl4mr (4.4mm 5極 – MMCX): 2021年モデルとして再設計されたこの製品は、IE300やIE900の深いリセスに完全対応 。プラグハウジングには非磁性体のチタンを採用し、外部ノイズや人体からの電磁干渉を抑制する設計が施されているそうです。
- 音質傾向: 濃密な中低域と、抜けの良い高域が特徴。特定の帯域を過度に強調せず、音楽ジャンルを問わず楽しめる汎用性があるそうです 。私の持っているタイプは2.5mmタイプなので最近の4.4mmに対応したケーブルも一本持っておきたいところです。しかしアレもコレも買いたいしなー(沼)
NOBUNAGA Labs:導体素材へのこだわりと多面的な展開
NOBUNAGA Labsは、素材の配合や編み込み構造に独自のノウハウを持つブランドで、ゼンハイザー専用モデルのラインナップが非常に充実しています。あと、専用ってことで安心感がありますね。
COMBINEシリーズ:雎鳩(Misago)と秧鶏(Kuina)
2024年7月に投入された「COMBINEシリーズ」は、銅銀合金(Copper-silver alloy)という新導体を採用している点が最大の特徴だそうです 。
- 雎鳩 (Misago): 4.4mm 5極バランス接続に対応。8芯編み込み構造を採用し、1芯あたり133本の極細線を撚り合わせることで、導体抵抗を極限まで抑制 。
- 音質傾向: 高純度無酸素銅の力強い低域と、銀の持つ明瞭な高域特性が融合。明確な音像定位と、余韻の美しい伸びやかな中高域を実現しているそうです 。IE300と組み合わせた場合、そのパワフルなサウンドに精緻な解像度が加わり、現代的なロックやポップスにおいて非常に高い満足度を提供するとの事 。IE300を所有していますが、低音もりもり、中高域は艶があって気持ちが良いですが、高域からの解像度は少し落ちる(逆に言うと聴きやすい)感がありますが、COMBINEシリーズではその辺が改善されるかな。
Advanceシリーズ:鶺鴒(Sekirei)と雲雀(Hibari)
よりコストパフォーマンスに優れた「Advanceシリーズ」では、錫メッキ無酸素銅を採用したモデルが展開されているとの事 。
- 鶺鴒 (Sekirei): 4.4mm 5極バランス対応。中低域の厚みと、優れたセパレーション能力を特徴としているそうです 。
- 音質評価: ボーカルの艶やかさや楽器の実体感を重視する設計となっているそうです 。IE200のような、やや低域が控えめなモデルに対して力強さを付加する用途に最適だそうです。ONSO04のリケーブルでやってみたのですが、バランス接続したところ低域が出てくるんですね。DACにもよるのですが、出力が上がるので駆動力アップという所が効いてるのかもしれません。
海外ブランドおよび高コストパフォーマンス・オプション
予算を抑えつつ、バランス接続のメリットを享受したいユーザーには、以下の選択肢があります。
- Tripowin: Tripowin Zonie 16芯ケーブルなどは、一部のユーザー間で「コネクタ端のプラスチックリングを削る」などの改造を前提に使用されることもあったんですが、2024年現在は改造不要なゼンハイザー専用モデルも流通し始めているそうです 。改造だとちょっとハードル高いですもんね。Tripowin Zone16芯ケーブルは所有していますが、デザイン的にアミアミが良くてカッコいいです。割と太いケーブルなので取り回しがどうかと思ったのですが、意外と柔らかいです。音も細やかな感じです。
まとめた表を載せておきます。リケーブルは楽しいですね。
| ブランド | シリーズ/モデル | 主な導体 | 予算目安 | ターゲット機種 |
| onso | 04シリーズ | 6N銅 + 銀メッキ4N銅 | 2万円前後 | IE200/IE300 |
| NOBUNAGA Labs | COMBINE (雎鳩) | 銅銀合金 | 2万円前後 | IE300 |
| NOBUNAGA Labs | Advance (鶺鴒) | 錫メッキOFC | 1.5万円前後 | IE200 |
| Brise Audio | NAOBI-LE | NAOBI線材 | 4万円台 | IE300 |
| ORB | Clear force PT4 | PC-Triple C | 2.5万円前後 | IE200 |
| okcsc | ZT8他 | 銀メッキ/金メッキ | 1万円以下 | 入門用 |
リケーブル養分が補給出来ました。ムフー。
今日はここまでにします。最後までお読みいただきありがとうございました。
sennheiser ie200のレビュー総集編もまとめ記事にしました!ie300と比較しながら音のレビューをしています。詳しくはこちら⇒https://audiocolumn.com/manga/1637/
