アニメ、葬送のフリーレンを今頃第一話から見ていましてブログの更新が一部遅れているわけですが、面白いですね。これ。第8話までを総括すると『買っちゃった』。です。

■いきなり葬送のフリーレン総括

第28話(全話)までを総括するとやはり、『買っちゃった』。でしたー。『買っちゃった』強し!そうそう、オーディオ系の買い物って大体これに当てはまりますね。後で考えると何でこれ買っちゃったんだろう、って多いです。

何それ?と思った方はアニメを見て確かめてくださいね(苦笑)

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■発端。猫ミームの投稿。※本当の発端はXのオーディオ界隈の定期荒れ。

さて、ブログの更新が遅れている間にもオーディオの方はちょこちょこやっていて記事の方が追い付いていないわけですが最近のXの投稿で個人的に気に入っていたのがこれ。

今話題の猫ミームです。本当は動画の方が良いのでしょうが動画編集スキルがありませんので画像で作ってみました。

その後、なんと!フォロワーさんがXに投稿した画像を猫ミームの動画にしてくれました!!面白かったです。本当は自分でこれがやりたかったんですが。感謝ですね。(見たい方は下記のXの投稿を見てね)

作った発端ですがある日、Xのオーディオ界隈がいつものように定期的に荒れていたのでとりあえず場でも柔らかくしようということでネタとして投下してみたのですが残念ながらスイッチング電源VSリニア電源の論争は特に起きませんでした。

■電源沼再開。ATX電源でACアダプターの音質を超えよう!

そこで、こうなったら自分で確かめてみようと思ったことなんですね。特にスイッチング電源の方は650WのATX電源を機会があれば実験しようという事で購入していたのでこれをヘッドホンアンプに使って豪快に鳴らしてみようと思ったことが発端になります。

玄人志向 電源 KRPW-BKシリーズ 80PLUS Bronze 650W ATX電源 KRPW-BK650W/85+です。

ATX電源ですがピンキリなので、選択するときはなるべくローコストで入手性が良く、誰でも実験できるようなもので考えています。これでないとダメというものはないです。ただ、検証できている分、参考になるかなと思います。今回は下記のATX電源を使用しています。

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■オーディオ的な観点から見たATX電源のメリット

ACアダプターとATX電源に共通する良さは『とにかくコスパが良い』です。ACアダプターだと2,000円程度、ATX電源でも8,000円程度も出せばそれなりのパフォーマンスの電源が購入できてしまいます。感覚的なものですがオーディオ機なら外部電源方式ですと3~4万程度で出来たものが内部電源方式にすると5~8万程度に上がりそうです。

なぜか?

理由ですがPC向けに大量に生産しているのでパーツも大量に購入できるので量産単価が下がってきます。そうすると必然的にコスパが良くなります。オーディオ用のスイッチング電源でもやっていることは基本的にPC電源と同じなのですがオーディオの生産台数はPCに比べて恐らく1桁は少ないです。その為、電源にかけられるコストは限られてきます。

今回のテーマはATX電源でACアダプターの音質を超えようという所ですがATX電源はなぜACアダプターより音質が良くなる可能性があるのか、また、そうするにはどうすればよいか記事にしていきたいと思います。

では早速、ATX電源とACアダプターを分解して中身を見ながら考察したいと思います。分解写真ははい!こちら!左側が一般的なATX電源、右側が一般的なACアダプターです。

どちらもスイッチング電源で、ATX電源の方が見て明らかに部品がごっついです。トランス、巻き線のコイルなどACアダプターより定格電力が大きい分大型になっていると思います。(そのため単純な比較はフェアーでないかもしれません。)

大きな違いはどこか?

【筐体の材質や構造】

ATX電源は金属でシールドケースになっています。それに対しACアダプターはプラスチック筐体です。スイッチング電源はノイズが結構出るのでノイズの影響を受けにくく、ノイズの輻射が抑えられるATX電源は有利になる可能性があります。それからATX電源の筐体は強度がありますね。がっちりしています。オーディオで剛性や電源などの物量が効くという都市伝説?ですが経験則からいくとある程度は合っていると思います。ぺにゃぺにゃな安価な筐体で苦労した記憶があります。その時は低音出ないし、しっかりした音も出なかったです。

機構屋さんに相談しようにもデザインも変わるし、コストも上がるしでNG。(苦笑)まぁどこかで妥協するしかないです。という訳で余り検証できていない領域です。どうなんでしょう。これは楽しみ!

【回路構成やパターン】

ATX電源ですが使用する部品数が明らかにACアダプターより多いです。こんなに要るんでしょうか?

回路的にみると力率改善回路がおごられているようです。この回路はAC100V系の何十アンペアにもなる突入電流を抑えて正弦波の電流に近くするものですね。電流波形がなだらかになり電源効率が良くなる効果があります。音質的な効果ですがこれは差を見たことがないので分からないです。推測ですがレギュレーション(AC100V系の電源電圧の低下度合い)は良くなりそうです。

どちらかというとATX電源の電流供給能力がACアダプターの27倍(2A⇒54A)に上がっているあたりは直接音に効きそうです。大電流を流すにはパターンも十分太くする必要があります。スイッチング電源は定格電力の高いアンプでも定格電力の低いアンプでも鋭いピーク電流が流れる箇所があるのでこの辺は関係がありそうですね。

■音のファーストインプレッション

接続方法など後で図説しようと思いますが、音のファーストインプレッションは、んっ?結構荒っぽい感じだけど音の出方は中々いいなーです。ACアダプターと比較するとスケール感があり音場は広く感じるという不思議なインプレッションになりました。

これはテストしてみる価値がありそうです。しかし、なぜこういう音になるかは良く分からない領域です。オーディオの機構屋さんとか詳しいエンジニアに聴いて見たいところですね。

今日はここまでにします。最後までお読みいただきありがとうございました。

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By manotch

■自己紹介 manotch まのっち ■職業 以前、オーディオメーカーで回路設計と音質チューニングにたずさわってきました。専門はオーディオ用パワーアンプ、AVアンプ、デジタルアンプ、スイッチング電源など。現在もエンジニアとして仕事をしています。